罪人 ZAININ 公演情報 罪人 ZAININ」の観てきた!クチコミ一覧

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  • おわり=はじまり
    初めて日暮里に降りました。お天気が気になりますが少し早めに布の道を進みます。駐車場の奥に建物があり、階段を上がった踊り場みたいなところに数人いらっしゃいます。「d-倉庫」と案内がありますが、周囲の雰囲気からとてもそのようには見えませんでした。開場時間となりロビーへ入ると、きれいなところでした。お花が沢山届いています。今日はカメラが入っています。ザクザクしたリフがながれ、お話が始まります。たくさん人が集まっています。その中で営業マンは叱責を受け、女の子は兄にメール。直後、衆人環視の中で事件は起こります。以下、ネタバレ

    ネタバレBOX

    秋葉原/無差別殺人...。もしかしたら作家としての何らかの考えを示してくれるのかと思ったのですが、特に触れることもなかったようです。人が意味もなく死に、犯人は記憶を失い、それを追う警官は組織に反し、夫婦の崩壊が描かれ、マスコミは視聴率のため奔走する。そのなかでも理解あるものは犯人に寄り添うように行動する。んー、要素は多いのですがお話は散漫です。記憶喪失になった理由を問うものではありませんが、もっと怯えのようなものがあってもよかったと思いますし、ラストでは新たな死が描かれているものの、それでよかったのでしょうか?冒頭の「死」に意味づけがないまま、死には死を、で終わってしまうのはもったいないです。ここの死と冒頭の死とは同じだというのでしょうか?とすればこの連鎖は永遠に続くのですね。「平成元年生まれの若い感性」が感じたこと、同情/反発/憤り/閉塞感、なんでもいいです。それがない芝居にどんな意味があるのでしょう。この作品が示す「業」とは何だったんでしょう?

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