ハムレット 公演情報 ハムレット」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    明大シェイクスピア二度目の観劇。月曜の千秋楽を観せてもらった。四大悲劇で最も有名なハムレットはやりではあるが男役が殆ど(女性はガートルード、オフィーリアのみ)。それでも女性の男役はホレイシオくらいか。男手の多さは目を引く。芝居的には性別よりは年齢的ハードルが大きい。クローディアス等中年男のいやらしさ、もとい風格を醸すには。
    大ホールと言える劇場には宮殿内部が横広、中央がやや高程度の二階立て、踊り場的スペースが上手に。中央は階段。その上が王座にもなるが幽霊の出る森にも。
    ハムレットの初登場は新王が妻を侍らせ演説する中、平場の端っこに腐った様子で立つ。父が亡くなって喪が明けぬ内に母は叔父とくっ付いた、と独白(毒吐く)。
    新王曰く、先王逝去の悲しみが癒えぬ時ながら我がデンマークも内憂外患、我々は先へと進まねばならぬ、ガートルードを我が妻に迎える事にした(拍手)云々の(原作を知る者には)憎らしい台詞、そして唯ならぬ亡霊の出没に慄く家来達がこれを王ではなくハムレット(直属の家来かつ友人でもある)に聴かせる事で「疑惑」がこちら側だけの了解事項となる見事なお膳立て。旅一座を使ってその確証を得るまではサスペンスであり、復讐への道が開かれると思うや敵も去るもの、迂回を余儀なくされ、出し抜かれるも生還した、さあいよいよと最終段階に差し掛かって不吉な予感、先手を打たれ敵を倒すも非業の死。誠実に辿って描いた明大シェイクスピア。
    管弦楽器での生演奏、途中の遊びのシーン(ローゼンクランツとギルデンスターンなる今作中最も哀れな登場人物の浮薄な描写、墓掘り人のシーン等)もしっかり作り込み、全体には学生演劇らしい背伸び感はあるものの役に迫ろうとする直線的エネルギーは若者のイノセンス。
    今回は番外編的企画も多々あり、そのバイタリティに敬服する。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。
    役者さん達の演技も良かったし、舞台美術、衣裳、音響も素晴らしかったです。
    そして、受付から観客へのアテンドまで丁寧でした。
    学生さんのパワーを感じ、丁寧に一生懸命作られた舞台に感動でした。
    観る事が出来て良かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    学生演劇としては、重厚にして心情豊かな表現力で感心した。愚かしくも切ない人間、その姿を浮き彫りにすることで観ている人の心を揺さぶる。「ハムレット」はシェイクスピアの四大悲劇の一つとして有名で、その演出によって面白さが左右されると言っても過言ではないだろう。

    本公演は、心情表現を丁寧に描いており、それによって夫々の境遇や立場が鮮明になっている。有名な台詞「To be or not to be,that is the question」に象徴される選択肢のない苦悩が痛々しい。そして 当日パンフ表紙は「-行こう、僕の運命が呼んでいる」という言葉だ。しかし、殺された父の亡霊に復讐を果たそうと決断するまでの<心の過程>があっさりとしており深みが今一つ。亡霊は本当に父なのか、そして本当に叔父が父を亡き者にしたのか、更に自分が叔父を制裁するほどの正義があるのか、といった苦悩が弱いのが憾み。1階ほぼ中央で観ていたが、ハムレットの猜疑心が本物になる、その心情を表す台詞に 音楽が被さり聞こえ難かったせいか。
    (上演時間2時間30分 途中休憩なし)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/11/05 (日) 12:00

    年々グレードアップしています。
    今回20回記念公演のハムレットは、
    全キャストに光が当たり、客席も余すとこなく素晴らしい演出でした。
    ストーリーさながら、舞台セットが圧巻。
    明日も観たいが仕事で残念!
    難しいシェイクスピアをわかりやすくしてくれています。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    役者の力量にも驚きますが、演出、舞台美術、照明、
    衣装コンセプトとデザイン、音楽、音響、スタッフワーク、すべてに感服しました
    学生さんの熱さが伝わり、感動しました! 必見‼︎

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