川と出会い 公演情報 川と出会い」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 20110422
    (^・ェ・^)

  • 満足度★★★★

    今更ですが・・・
    映像とダンスが上手く合っていて,語りかけるようであった。京極さんのダンスもっと観てみたいと思った。

  • 満足度★★★★

    なじみ深い感覚が斬新に映る
    川がちゃんとそこにあるから
    空気も、感じることも自然にやってくる。

    演じ手の方々の汗や
    筋肉が働く気配までが伝わってきながら
    感じるものはその動きを通り越して
    観る側が持つ川の肌触りの記憶と共振していく。

    とても不思議なイメージのコラージュを体験することができました。

    ネタバレBOX

    アトリエ春風舎、
    ここのスペースのフレキシビリティには
    いつも驚かされます。
    今回は、通常の粗い板張りにさらに床材が施され
    板張りの広いダンスステージが確保されている。

    入って奥側に客席が設えられ、
    そこから観た正面に大きなスクリーンが掲げられて。
    映像や写真で川の風景が映し出されて
    それを借景にパフォーマンスが重なり始めます。

    バレエ、ダンス・・・。
    舞台を横切る形で流れていくパフォーマー達の動きが
    次第に川の感覚に膨らんでいく。
    ひとりずつの動きが決して均一ではなく、
    クラシックバレエはもとより、ダンス、体操、格闘技といった
    それぞれが自らのメソッドを生かして動いていることで
    川の流れに様々な複雑さが構成されていきます。

    観る側が個々の動きを追うことに慣れ
    やがて全体を包括して感じることができるようになったころには、
    舞台に自然な感触の川の流れがあって
    パフォーマーたちの動きをそれぞれの動きに目を奪われているうちに
    風景が生まれ、
    さらには肌に川面からの風を受けるような感覚がやってくる。

    シーンの重なりはそのまま
    川が内包するイメージの豊かさとなって
    観る側に伝わってきます。
    映し出されるあちらこちらの川、
    土手の景色、桜が映える川面、
    街のタイトな雰囲気、
    東京、京都、ヨーロッパ、世界・・・。

    そのなかでのモノローグは
    言葉としてではなく透明感のあるイメージとして
    観る側に伝わってくる。
    身体表現と言葉で編み上げられる河童(?)のイメージまでが
    精緻に創られ川からやってくるものとして浮かび上がる。

    川の表現とそこから繋がっていくものが
    互いにさらなる膨らみを創り出し広がっていきます。
    ふっと気が付けば、
    その風景を客観的に眺めている
    観客の自分の中にある川の記憶までが
    その風景に一体化していて・・・。

    終わってみれば驚くほどに
    心を掴まれておりました。

    余談ですが、クラシックバレエの動きを
    あんなに近くで観たのは初めてかも。
    その華麗さと同時に
    しなやかな動きをを支える筋肉の力や
    つま先で全身を支え切るバランス感覚の
    力感にも息を呑む。

    やってくるイメージは馴染みのあるものなのに
    常なるものの新しい表情を見つけたような感動が残って。

    作り手がさらに築いていくであろう
    表現の方向性にも強い興味を持ちました。


  • 満足度★★★★★

    ダンサーに合った振付
    クラシック(ポアントあり)とコンテのブレンド。河ではなく川の雰囲気が漂う作品。京極氏の表現が全体を引き締める。鈴木みほさんは体が相当やわらかいが、新体操でもしていたのだろうか。終盤のコーダ相当の箇所で長めのソロシーンあり。

  • 満足度★★

    川の流れのように
    隅田川、渋谷川、荒川、テムズ川などの映像をバックに6人のダンサーが踊り、川にまつわるエピソードを語る作品でした。
    電子音とプリペアド・ピアノと尺八の音を中心にしたアンビエント的な音楽に乗せて、バレエのムーブメントを多く用いたしなやかな振付が美しかったです。

    客席の配置を普段と90度方向を変え(遅刻すると入場出来なさそうです)、幅の広い空間を端から端まで使っていました。
    青年団の役者の人たちも高い身体能力があり、役者としてではなく、ダンサーとして舞台に立っていて、青年団の役者陣の幅広さを感じました。

    ダンスと語りを交互に配置した分かりやすい構成とバリエーションの豊富な動きは丁寧に作られていると思いましたが、川の流れのように滔々と時間が流れてメリハリがないため、単調で実際の時間(75分程度)より長く感じました。動きに関しても、もっと身体の表現力を感じさせて欲しく思いました。
    映像のオペレーションにミスが多かったのが残念でした。パタッと切り替えるのはタイミング的にシビアで、観ている方も視覚的に疲れるので、フェイドアウト&インで変えた方が良いかと思いました。

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