惑星のピクニック 公演情報 惑星のピクニック」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    人間ドラマに
    人と人とのつながりや人間ドラマが素敵な作品でした。

  • 満足度★★★★

    ハードボイルドな風情
    乾いた空気感が、とってもハードボイルドだった。乾 緑郎氏が、SPRAL MOONのために書き下ろしたとのことだが、小説でも読んでみたい

  • 満足度★★★★

    満足
    しっとりとした感覚のレトロなSFファンタジー。いい気分にさせてもらいました。

  • 満足度★★★

    みた
    古き良きアメリカと行った雰囲気の舞台美術と照明がとても好みだった。
    火星年代記がベースにあったようだけれども、あまりそういう風には感じなかった。

    ネタバレBOX

    群像劇のように見えて、独り語りが多く、何かちぐはぐな感じを受けた。
    自己紹介しては退場していく感じ。
    会話の中で浮かび上がる情景がもっと欲しかった。

    イナゴが轢かれたら、片足どころでは済まない気がするのだけど、どうだろう。
  • 満足度★★★

    どっかの惑星である必要があるのか…
    今時珍しいカセットテープレコーダーやらモップで掃除をする人。宇宙に行くテクノロジーとそういう60年代的な品々とのギャップが今ひとつ納得できない。地球外でなくともどこかの外国の地でも構わないじゃないかとか思ってしまった。

  • 満足度★★★★★

    感受性の違い
    このユニットの描く世界はいつもワタクシの心の奥底をチクチクと突く。そのチクチクは決して痛いものではなく人間同士の心の機微やふんわりとした情景を描写する。その中には取り返しのつかない後悔に似たドラマチックな輪郭も登場させるから、ちょっとセンチメンタルになったりするのだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    舞台ははとある惑星の雑貨屋。この星では人間とネイティブ達が共存して住んでるらしい。普通の人間達にはイナゴのような姿をした彼らの声は聞こえないが、耳を澄まして静かにしていると彼らの声が聞こえるという特殊な人間も居るのだった。その特殊な人間が雑貨屋の店主の妻だった女と万引きの女、そしてこの雑貨屋を始めた、今は亡き店主の父だった。

    聞こえる者と聞こえない者。それはきっと感受性の違いだ。僅かなベクトルの違いで人は違う方向を向いてしまうことが多い。この物語は雑貨屋での人間模様を通して過去に雑貨屋で起こったことを描写しながら、万引き女と店主の想いを表現した舞台だ。イナゴの声が聞こえると言った万引き女と店主の女房の憂鬱。相反して声が聞こえない店主。この惑星でピクニックをすることになった夫婦はお互いに遠慮しながらも少しずつ微妙にズレながら、やがて、ぐにゃりと折れ曲がってしまう。修正の効かなくなった夫婦関係はそこで終わってしまう。妻は地球に向かう船に乗り、離れ離れになるも店主はいつまでも過去を引きずりあのピクニックを思い出すのだった。

    とにかく本が素敵だ。不思議な惑星の描写、片足のイナゴの話、白い一角獣の表現、湖の水の治癒力、移民ら。それらはやはりファンタジーだ。しかしそこで息づく人間達は現代の人間達となんら変わらない。夜のピクニックにも似た惑星のピクニックは感受性の違う二人が夫婦で居ることの難しさを暗示し教訓をも匂わせてるかのように感じた。その本を受けてキャストらの確実な演技力が光る、とても素晴らしい舞台だった。

    観終わった後にちょっと寂しくなる舞台だ。


このページのQRコードです。

拡大