実演鑑賞
満足度★★★★
同じ吉祥寺シアターで複数のダンスユニットによる短編企画で観たのが初(このユニットが目当てで観に行った)。次が桜木町で今回やっと三度目とまだ少ないが注目しているグループだ。多摩美時代から活動し、脚本の飯塚うなぎと振付の永野百合子が台詞シーンとダンスとその中間と、勇剛しづらい両者が渾然一体となった一つの世界観を作り上げ、どくじである。両名とも舞台に立つ。
10周年記念という本作、初見の時と同じく吉祥寺シアターの劇場機構を活用して水を得た魚のようであった。
実は昼間にも関わらず電車でまさかの寝過ごし(さっき「恵比寿〜」とアナウンスが耳に入ったから今着いてる駅は恵比寿かせいぜい渋谷だと発車を待っていたら、ドアが閉まって「次は池袋〜」新宿であった)。
15分遅れで入場する際、案内の方に「恐らく抽象的な舞台だろうから途中から見ると解らないのでは?」と冒頭からのシーンについて聞くと、(逆に)「一つ一つのネタがバラバラですからどこから観てもきっと楽しんで頂けます」と笑顔。
「そんなものかな?」と思いつつ観始めると成程、クスッと笑かす場面が数珠つなぎに続き、時折舞踊が入る。踊りもセンスを感じさせつつコミカルな、世を超越した目で描かれる芝居もどきに呼応した動きが繰り出される。直裁なメッセージがダンスに込められ、芝居に属する表現はひたすら婉曲に何かを言わないために作られてるかのよう。笑える場面や言葉で間を埋めながら、どこかに向かってる感は描写されている。
何しろ20分近く見逃したので何とも言えないが、ここでない別の世界(ステージ奥のシャッターを境界に広がるパラレルワールド)を探検気分で探してる雰囲気だが、別の世界を「切望する」文脈に読めるワードが一瞬チラッと織り込まれていたような、いなかったような。
狐につままれた気分で劇場を後にしたが、注目の度合いは変わらず。ユニットもこの路線を益々確信をもって邁進する模様である。
実演鑑賞
満足度★★★★
こんなに何もない吉祥寺シアターの舞台は見たことがない!と言う始まりでしたが、意味ありげなシャッターと照明に白い衣装が映えてダンスも素敵でした。ジョバンニは序盤にだそうでチュウバンニ、シュウバンニまで出てきました。天照やらギリシャ神話のパロディなどのコント?小話も?笑えて楽しめました。チケットが学校図書館の貸し出しカード風なのも楽しいです。
私が見た回のアフタートークは徳永京子さんがゲストでした。徳永さんがおっしゃるに「劇団として舞台に込めた伝えたいことはあるのに、恥ずかしがり屋なのでそんなにはっきりとは言えない、わかる人だけに分かってもらえたら良い」との発言に飯塚さんがうなずいてらしたので、そうなんだと思いましたが、分からないのも申し訳ないのでもっとわかるようにして欲しいです・・・と思ってしまうのは私だけ?
実演鑑賞
満足度★★★★
基本 素舞台で中央にある黒いでかいシャッターを中心にして
説明通りに
妖精大図鑑がダンスとコントとその他諸々で構成した
奇妙で愉快なお伽話でした
90分の作品にアフタートーク付き
全席自由 アンケート用紙にミニペン付き
万人受けはしないかも~とは思えたが
自分的には楽しめた~♪
実演鑑賞
満足度★★★★★
少し不思議なお話でした。きれのいい素晴らしいダンス、そこに物語もちゃんと表現されていたんですね。ちょっとわかってない部分はあって、アフタートークで確認できました。タイトルも面白かったし、終わってみるとお話もいい意味で裏切られ、良かったです。楽しく、不思議な時間楽しめました
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/10/14 (土) 19:00
不思議、独特な世界線にスーッと引き込まれた。
何となく不条理な物語とダンスの融合が素晴らしい。
久しぶりにしっかりダンスを見れて良かった!