七ツ寺プロデュース第15弾
七ツ寺プロデュース第15弾
実演鑑賞
アトリエ劇研(京都府)
他劇場あり:
2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://nanatsudera.org/archives/226.html
期間 | 2011/03/18 (金) ~ 2011/03/20 (日) |
---|---|
劇場 | アトリエ劇研 |
出演 | 川面千晶、獅子見琵琶(双身機関)、宮階真紀、芦谷康介、田内康介(オイスターズ)、櫻井春菜子(体現帝国)、笹岡豪 |
脚本 | 田辺剛 |
演出 | 田辺剛 |
料金(1枚あたり) |
1,500円 ~ 2,800円 【発売日】 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 知らない時代の、遠い世界の話。 夜が明けるころ、汽車は小さな港町の終着駅に着いた。兄妹が目を覚ますと周りの乗客はすでにほとんどおらず、窓からの景色も霧のせいでよく見えない。誰もいないところに来てしまったような感覚になる。 兄妹が急いで港へ向かったのは、昨日の船が半日遅れで間もなく出航すると聞いたからだ。 霧で一面真っ白で、何人かの人とぶつかりながらも港へ着き、出国の手続きに手間取りはしたものの、なんとか間に合いそうだった。船は意外に大きなものだった。ふらつく足でタラップの階段を上る。 「まるで旅をするために生きているみたいだ」 兄がつぶやいた。妹は何も言わない。とにかくこれで一休みができる。後はこの船が無事に航海を果たしてくれるのを祈るばかり。ここからは兄妹の努力ではなんともならないことなのだ。戦後の混乱を逃れてやっとここまでたどり着いた。あとは故郷の土地を踏むだけ。霧はまだ濃く進む先の海も見えない。そのとき低く長い汽笛が鳴った。 七ツ寺プロデュース第15弾 あの小舟ならもう出た 脚本・演出 田辺剛 出演 獅子見琵琶(双身機関) 宮階真紀 芦谷康介 田内康介(オイスターズ) 川面千晶 櫻井春菜子(体現帝国) 笹岡豪 ---------------------- 【名古屋公演】 2011年3月10日(木)~13日(日) 七ツ寺共同スタジオ 日本のへそ演劇祭参加公演 ※名古屋公演アフタートーク 3月10日(木) ゲスト 馬場駿吉氏(名古屋ボストン美術館長・俳人・舞台芸術評論家) 11日(金) ゲスト 安住恭子氏(演劇評論家) 平塚直隆氏(劇作家) 【京都公演】 2011年3月18日(金)~20日(日) アトリエ劇研 アトリエ劇研 提携公演 ※京都公演アフタートーク 3月18日(金) ゲスト 山口浩章氏(このしたやみ代表) 19日(土)昼 ゲスト 山口茜氏(劇作家・演出家) 主催 七ツ寺企画 助成 芸術文化振興基金 三菱東京UFJ文化財団 --------------- 問い合わせ先:info@nanatsudera.org HPアドレス:七ツ寺共同スタジオ http://nanatsudera.org/ 日本のへそ演劇祭 http://hesofes.p1.bindsite.jp/ |
その他注意事項 | 出演者プロフィール 獅子見琵琶(ししみびわ) 18歳より演劇を始める。‘86年演劇集団虚宇璃暁社を創立。‘95年双身機関を結成、和太鼓・日舞・能・舞踏などから体得した独自の身体表現をみせる。演劇以外にも歌舞伎出演や、和太鼓とダンスのコラボレーションなど幅広い活動を続ける。主な出演作品は七ツ寺プロデュース『ハムレットマシーン』(作/ハイナー・ミュラー、演出/寂光根隅的父)、双身機関プロデュース『カッコー‘s ネスト』(脚本・演出/高田恵篤)、『飢餓海峡』(原作/水上勉、脚本・演出/木村光一)。 芦谷康介(あしやこうすけ) 大阪府出身。京都造形芸術大学卒。主な出演作品に『聞こえる、あなた?-fuga#3』(作・演出/太田省吾)、木ノ下歌舞伎舞踊公演『三番叟』 (演出/杉原邦生)、第1回精華小劇場製作作品『イキシマ breath island』(作/松田正隆 演出/松本雄吉)など。 またteuto vol.4『ソーグー』、木ノ下歌舞伎舞踊公演『三番叟』では出演とともに振付も担当。絵も描いていて、二科展奨励賞を受賞。 宮階真紀(みやがいまき) ‘06年頃より舞台にかかわる。多くの作品に出演する傍ら、個人ユニット、カウパー団にて、舞台作品、インスタレーション作品を手掛ける。主な出演作品は、『奇妙さ』(演出、岡田利規)、『リバーシブルだよ人生は』(演出、高嶺格)、『血の婚礼』(演出、松田正隆)。 また、「水都2009、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ+山田創平氏作品」ではシルエットモデルをつとめる。 田内康介(たないこうすけ) 豊橋の実家から名古屋の稽古場に通う。 総合劇集団俳優館とオイスターズに所属。 主な出演作品は 総合劇集団俳優館『エデンの東』(作・演出/右来左往) オイスターズ第8回公演『ドレミの歌』(作・演出/平塚直隆) 川面千晶(かわもちあき) 俳優。大阪芸術大学舞台芸術学科演技演出コース卒業。1988年生まれ。年間12本以上の舞台やイベント、映像作品に出演している。MSN主催・舞台『夢をかなえるゾウ』公開オーディション(名古屋ブロック)グランプリ(‘08年)や、夕陽ヶ丘演劇祭助演女優賞(’10年)など多数受賞。代表作は『夢をかなえるゾウ』(演出/奈良橋陽子)、『オーバーペイ症候群について』(作・演出/岩井秀人)『HIROSIMA-HAPCHON 二つの都市を巡る展覧会』(演出/松田正隆)。 櫻井春菜子(さくらいはなこ) 4歳よりバレエを習う。高校在学時に新体操部に所属。大学入学と同時に演劇を始め、身体表現を重視した作品を志向する。2010年3月 体現帝国に入団、中心俳優として活動。主な出演作品に、体現帝国『対』(構成・演出/渡部剛己)、七ツ寺プロデュース『4時48分サイコシス/渇望』(作/サラ・ケイン 演出/にへいたかひろ)、双身機関『パンドラダンス』(振付・演出/ジャコウネズミのパパ)がある。 笹岡豪(ささおかごう) 大学入学と同時に演劇活動を始める。学生劇団に所属する傍ら、名古屋を中心に活動範囲を広げる。‘10年には、ユニット・パンチラボトリーを企画。下手なりの全力をテーマとして活動を続ける。主な出演作品は『最初の朝、最後の夕べ』(作/二和進 演出/吉川和典)、『流された部屋の向こう側』(作/尾宮亜里沙 演出/那須拓真)、『パンドラダンス』(振付・演出/ジャコウネズミのパパ)。 |
スタッフ | 照明 則武鶴代 音響 尾関崇之(劇団EARTH) 美術 野地恵梨子(劇団オートバイ) 衣裳 いしぐろひろこ 舞台監督 柴田頼克 写真撮影 構久夫 宣伝美術 早野篤子(Sei Creators) 制作 加藤智宏(office Perkeyoatt) 七ツ寺企画 プロデューサー ジャコウネズミのパパ 主催 七ツ寺企画 |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー3
トラックバックURLはこちら
夜が明けるころ、汽車は小さな港町の終着駅に着いた。兄妹が目を覚ますと周りの乗客はすでにほとんどおらず、窓からの景色も霧のせいでよく見えない。誰もいないところに来てしまったような感覚になる。
兄妹が急いで港へ向かったのは、昨日の船が半日遅れで間もなく出航すると...
もっと読む