劇男「ストライクバッカーズ」/劇女「女子八犬伝!」 公演情報 劇男「ストライクバッカーズ」/劇女「女子八犬伝!」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    劇女一番を観ました
    笑わせる場所があったり、本の内容も悪くはないのですが、どうもエピソードが足らないように感じられて、勿体ない舞台だったなと感じる。
    本を更に練るより、劇団+劇団員の顔見せを優先した作りに感じました。
    ただ、あの狭い小劇場「楽園」で殺陣をなかなか見事に見せてたのは凄かったですが。

  • 満足度★★★

    劇女一番、役者をみせる段取りは生きるが
    物語をみせるというよりは
    物語を使って役者をお披露目するような印象がありました。

    ひとつにくくることができない
    いろんな個性が
    舞台の設定のなかでしたたかに押し出される。

    ただ、舞台の仕組みだけで染めてしまうには
    かなりもったいない魅力が役者たちにはありました

    ネタバレBOX

    物語は太い線でシンプルに描かれている感じで
    それだけを伝えるだけだったら
    多分60分の尺すら必要ないのだと思う。

    むしろ、その物語を纏って
    個々の役者の個性や魅力に光を当てる
    お披露目公演のような印象がありました。

    で、その視点でいくと
    公演にはそれなりの成果があったのだと思う。
    12人の役者たちの個性が
    かぶらずにそれぞれのベクトルを持って表現されているというのは
    ある意味凄いことだと思うし、
    キャラクターへのあて書きであったとしても
    個々の役者にきちんとした見せ場が作り上げられているのも
    それはそれで、作り手の才能の表れだと思うのです。

    ただ、表現される役者たちの個性は
    そこで押し出されている部分のほかにも
    ピックアップされずにこぼれている部分がかなりあるようなきがして・・・。
    このお芝居でライトを振りあてられた以外の部分での
    個性の片鱗もいろいろに垣間見える舞台でありました。

    すでに輝いていたり
    これから埋もれたものが光り始めたりと
    一つのフォーマットでは個々を表現しきれない
    集団なのだとおもいます。

    集団の中でのロールを単純に定めるのではなく
    彼女たちの奥行きに対して柔軟に光を当てていく甲斐性が
    作り手に求められる次回公演なのだろうなと
    感じたり・・・。

    また、今回のように
    全員でワンストーリー・ワンステージということだけではなく
    いろんなオムニバスをやったり
    いくつかのグループに分けて短篇集などをやってみたりで
    個々の場数を増やしていくことも
    おもしろいのではないかなぁなどと思ったり。




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