満足度★★★★★
りんりんと、暖かく染み渡るお芝居
千秋楽観に行ってきました。
どういうお話なのか、事前にあえて何も見ないで行きました。
しかし劇場入って、舞台をひとめ見るだけで把握。
会場内にもお線香の薫りが立ち込めていて。。。
お話は、まさしくその通り。
ある男性のお通夜の最中に語られる、男性と関わってきた人々のお話。
特に何か大きなことが起こるわけではありません。
100人の人間がいれば、100通りの人生があるけども、これはその中のあるひとつの人生の終焉の場で、たんたんと語られるお話です。
この中で語られることが非日常的なことと捉えるか、日常的なことと捉えるかは、観る人がこれまで歩んできた人生次第。
人間らしく、人との関わりの中で生きてきた人なら、必ずその人その人それぞれに感じるところがあり、思いが生まれるような、しっかり地に足のついたお芝居。
まだあまり長い人生を歩んでいない人にはわかりにくいかもしれない、大人向けなお芝居でした。
けっして派手ではなく、何も奇をてらったりもしてません。
小ネタはちょいちょい挟まれ、くすぐられてしまいましたが(笑)
ただただ、とうとうと舞台の上に流れる人の思い、感情。
静かに暖かくて、深く深くじんわりと心に染み渡り。
涙を流さずにはいられませんでした。
タイトルは、まさしく故人の男性そのもの。
男性の残した遺書そのものと言っても過言ではないのかな。
短い一文だけど、残された人々それぞれがそれぞれの受け取り方をしたはずで。
とても、とても素敵なお芝居でした。
観れてよかった!観に行くことにしてよかった!出会えてよかった!
良い舞台をみせていただき、ありがとうございました。
満足度★★★★★
臨場感がすごい
たまたま初日に観に行ってしましましたがすでに出来上がってます。演劇を観てるというよりは一緒に参列している感じでした。りんりんと、というかヒシヒシと感じ入ってしまいました。女性からするとズルい設定ですが許します。