ニットキャップシアター 第29回公演
ニットキャップシアター 第29回公演
実演鑑賞
アトリエ劇研(京都府)
他劇場あり:
2011/04/15 (金) ~ 2011/04/19 (火) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://knitcap.jp/
期間 | 2011/04/15 (金) ~ 2011/04/19 (火) |
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劇場 | アトリエ劇研 |
出演 | 門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、市川愛里、織田圭佑、藤田かもめ、ごまのはえ |
脚本 | ごまのはえ |
演出 | ごまのはえ |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 3,000円 【発売日】2011/02/09 一般 前売2800円/当日3000円 学生 前売2000円/当日2500円 高校生以下 前売1000円/当日1500円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 「捏造の現場より」 ――ごまのはえ 子供の頃から大惨事に憧れて、 中学の頃から書き始めたノートには、 大地震が起きてガレキノヤマになった世界を 懸命に生きる少年の話とか書きつけて、 一人うっとりしてました。 でも1995年に起きた二つの惨事で、 幼い終末願望もあっさり消えてしまいました。 そして残った狂気のノートを眺めながら、 俺もバランスのいい大人になった よかったよかったと思うけど、 血が酒にかわったような終末への爆走は いつ復活するかもしれん。 現在、ノートにちょくちょく手を入れて 「ピラカタ・ノート」を捏造中。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 2004年初演の『ヒラカタ・ノート』(第12回OMS戯曲賞特別賞、新・KYOTO演劇大賞 受賞)に、新エピソードを交えて描く「また別の話」。 架空の街「ピラカタ」のなりたち・シャガール好きの少年・反対少女と団地の大王・世界に取り残された老人と少女、いくつもの物語が交錯してニュータウンの神話を綴ります。 地方都市で青春を過ごしたすべての人と、そうでもなかった人へ! ------------------------ ※2011年3月29日追記 現在、東京公演・京都公演とも予定通り実施する予定で準備を進めています。 上演時間は約1時間50分です。 劇団ウェブサイトに掲載している 作・演出のごまのはえによる上演に向けての文章をこちらにもアップいたします。 - - - - - - - - - - - - - - - - 「居心地の悪さに耐えながら、私は私の日常を守る」 1995年1月17日。高校生だった僕は大阪の枚方(ひらかた)に住んでいた。 明け方にあった悪魔のような衝撃は、しかし僕の周囲には特に大きな被害はなく、母の額に祖父の遺影が直撃したことと、しつこい余震で飼い犬が下痢と脱毛したことだけだった。その当日から学校はあり、枚方の日常はいつもどおり続いた。 けれどその日常は怖ろしく居心地の悪いものだった。 授業を受けながらも部活をしながらも食事をしていても、その時、被災地では……そう思うと何もかも苛立たしく白々しかった。しばらくして沢山の人がボランティアとして神戸に行ったが、行かなかった僕はずっとその弁明をさせられてるみたいだ。その年から演劇をはじめ芸名を「ごまのはえ」としたのも、その弁明かもしれない。そして自虐、自傷、自嘲する私の芸風は、1995年1月17日から続く居心地の悪さに居座り続けるためのテクニックであり、居心地の悪さを忘れさせないための枷でもある。 この「ピラカタ・ノート」はいくつかのストーリーが同時進行し、その交わる点を1995年1月17日とした。その日を境に終わってしまったこと、終わらなかったこと、終わったはずなのに気づかずに(あるいは気づかないふりをして)続いたことなどを描いた作品だ。初演となる名古屋公演では劇場で3月11日を向かえ、またもあの居心地の悪さを感じている。東京公演を直前にして様々なことを考えた。一番素直な言い方をするために、ここまでくどくど書きました。 私にとって演劇はお仕事です。可能な限りやらせて貰います。自分の日常を守りながら、だからこそ感じる居心地の悪さだけが、僕と被災地をつないでくれるキズナだと思ってます。 ――ごまのはえ - - - - - - - - - - - - - - - - なお、公演に関しての情報は、劇団公式サイトも合わせてご覧ください。 http://knitcap.jp ------------------------ |
その他注意事項 | 未就学児童入場不可 |
スタッフ | 【舞台美術】西田聖 【照明】葛西健一(GEKKEN Staffroom) 【音響】三橋琢 |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー6
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「捏造の現場より」 ――ごまのはえ
子供の頃から大惨事に憧れて、
中学の頃から書き始めたノートには、
大地震が起きてガレキノヤマになった世界を
懸命に生きる少年の話とか書きつけて、
一人うっとりしてました。...
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