しゅーりん 公演情報 しゅーりん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    元気になれる芝居
    パンフレットによると、「秋霖」だそう。秋に降る、長雨。
    それを「しゅーりん」に。

    「秋霖」だとなんだか新劇っぽい感じだが、「しゅーりん」と聞くと意味わかんないけどとっつき易い。
    作・演出は文学座の若松泰弘。
    まさに、「秋霖」が持つ新劇っぽさと、「しゅーりん」が持つポップさを融合させたような芝居だった。
    ポップだけど、しっかりと会話劇。現代版の岸田國士みたいな印章。

    ネタバレBOX

    飲み屋「つぼ九」を舞台に、店長やアルバイト、その親族の、人生を描く。
    それぞれが悩み、もがき、何かに向かって進み、そして、仲間とお酒を飲む。
    そういう姿が、観ていてとても元気が出た。
    観て、元気になれる芝居を観たのはひさしぶり。

    出演者の年齢の幅が広かったのも魅力の一つ。やはり、その年齢でないと出せない魅力というのはある。
    坂口章三(=日戸秀樹)と坂口恵(=槌谷絵図芽)の、親子のシーンが印象的だった。

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