満足度★★
少々…
というか、だいぶ、残念な出来だった。
鴻上尚史の脚本『トランス』である。
以前、第三舞台のものをDVDで借りて観た事があるが、
なかなか面白かったのを覚えている。
そしてこの『トランス』
千秋楽に行ったのだが、どうにも初日感漂う空気感。
なんとなく、落ち着いて観られない。
稽古日数が足りてないのかなんなのか、
どうにもイマイチ、というか、惜しい、というかな場面が多い。
割とテンポよく、パワーで魅せていくような場面が、
台詞が噛み合ず、個人個人の力みすぎみたいに見えてしまったのはもったいない。
台詞の核にたどり着く前に本番を迎えてしまった感じ。
なので、「いい場面」が
「クサくてくどい場面」になってしまっている印象。
もったいない。