黒とシロ ありがとうございました!無事千秋楽までたどり着くことが出来ました。 公演情報 黒とシロ ありがとうございました!無事千秋楽までたどり着くことが出来ました。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★★★

    見ごたえ十分
    那須野恵見たさに鑑賞。なので、特に内容を意識せずに観劇したのだが、かなりパンチの利いた良質な舞台で満足した。
    地下鉄サリンを材題にそれに巻き込まれた人間の醜さと弱さ、美しさをいいバランスで描いていた。

    那須野のウェディング姿のノースリーブから出た腕が美しく引き締まっていた。いや魅力的でもあったけど。

    ネタバレBOX

    事件当時、私は中高生くらいだったと思う。正直に言うと、さほどの関心事ではなかった。TVで映像など見ていたが、心には届いていなかった。だから、どういう経過だったのかとか、犠牲者の数とか、まったく知らなかった。地方在住だったというのは言い訳でしかないが。

    この公演を観た日、PCで事件のことを色々と調べてしまった。TVの映像より生の演劇の方が影響力があるのは当たり前とは思わない。この舞台の出来が良かったからこそ、影響を受けたのだと思う。

    だから★5
  • 満足度★★★★

    インパクトのある舞台
    でしたね。あの事件を題材にしてるぶん、セリフの重さや響きが強かったです。全体的に迫力と熱が強く、印象に残る舞台でしたが、セリフがところどころ聞き取りづらかったです。今回の作品に限っては少し抑えても十分じゃないのかなと思いました。

  • 満足度★★★

    劇場は超満員
    まだ、終っていない地下鉄サリン事件。
    このテーマをどう演出するのか期待したしたが、それほど重く捕らえずに、適度に遊びを取り入れていた。
    期待が高すぎたせいか、少し物足りなかった

  • 満足度★★★

    何故だか
    レビューが高評価のため、楽しみにしていたのだが、
    なぜかそんなには入り込めなかった。

    音響が大きすぎのため、セリフが聞き取りずらかった。
    あとアクションは見事であったが、そのシーンが長すぎ。

    ただ時間が経つにつれ、当事者でない者は確かに事件を忘れていく。
    この芝居を通じてそれは強く感じた。



  • 満足度★★★★

    思い出しますね!
    コメントが遅くなりました~
    「地下鉄サリン事件」を題材にしてるという事で、どんな作品になるか楽しみにしておりました。
    冒頭の演出、そしてダンスや歌、アクション!様々な人間の性を織り交ぜながら進んでいく構成や演出方法が、昔のつかさんを思い出させるような感覚でした!

    このような作品や演出は評価か二分すると思いますが
    個人的には好感の持てるグループです。

    この先、獏天フィルム演劇企画部さんがどのように進んでいくのか観ていきたいと感じました。

    自分流を貫いて頑張ってくださいね!!

  • 満足度★★★★

    真っ直ぐなメッセージ
    あの「地下鉄サリン事件」を題材にしてるという事で、どんな重い作品になるか構えてましたが、冒頭の派手な演出で一気に引き込まれました。実際の被害者の話を軸に進行していき、そこにダンスや、歌、アクションを溶け込ませていく演出が秀逸だった。そして出演陣の演技が熱い!とにかくアツい!!選曲も素晴らしかった。16年が経って、あの事件の本当の加害者はオウムだったのか、被害にあわれた人を見て見ぬふりをして立ち去った人間なのか、それとも。。 とても胸が苦しくなり、考えさせられました。真っ直ぐに観客に問いかける、訴えかける作品でした。残念だったのが、台詞をがなり過ぎて聞き取れないシーンが多くあった事と、終盤シーンがだれてしまった。あと15分位短くてよかった。五十嵐康陽さん、しままなぶさんの演技はとても強くメッセージが伝わってきた。イデヨシフサさんの演出素敵でした。

  • 満足度★★★★★

    すばらしい!
    最近、イイ本が少ないなぁ、と思っていましたが、今日は良かった!わかりやすいし、響いてくる。それに男くさいこと!女性なら喜んじゃうだろう。
    サリン事件の当日を思い出しました。もうすぐ16年になるのかぁ。今でも苦しんで戦っている方を思うといろいろ考えてしまいます。来月にはテレビでも特集でもあるのだろうか。是非、多くの方に観てもらいたい。

  • 満足度★★★★

    リアル
    たしかに地下鉄サリン事件は人々の記憶から忘れかけられている。それは当事者ではないからだ。そういう意味ではインパクトの強い作品で、メッセージ性もあっていま公演する意味もあると思う。たしかに見ごたえはあったが、暑苦しさを売るにするのも悪くないが、セリフをガナリ立てるのはどんなものだろう。しかも早口で、なにを言ってるのか聞き取りにくいから最悪だ。そんなことで迫力を出そうというのなら、それは違うようなj気がする。そこだけが、残念だった。あと身内の客がダメ。なんで演技中にいろいろと喋るのだろうか?自分の子供を自慢したいのだろうけど、そんなのは後にして欲しい。たぶん客演の役者の関係者だと思う。前説で「携帯や音の出るものは・・・」とやるが、それよりも身内客を入場拒否するか、演技中は絶対に喋らないように、役者自ら親に伝えておくべきだ。チケットを買っている客よりマナーの悪い身内は、絶対に入れてはならない。

  • 満足度★★★★★

    放心状態・・
    いつも熱い芝居を観せてくれる 獏天、今回はあの「地下鉄サリン事件」を題材にした作品でした。

    めっちゃX2 良かった  普段、終演すると「今何時かな」と時計を見るんですが・・昨日は それさえも忘れていました。

    16年前に起きた忌まわしい事件、自分自身に照らし合わせても、ややもすると風化してきている・・そんな感じだったのですが。

    この作品は、ただ単に当時の出来事をなぞっているだけじゃなくて、その直接の被害者、そして家族、恋人、友人・・・を失ってしまった周囲の人間たちにスポットを当てて16年後の今 を物語っていきます。

    その者たちには今なお事件は続いている ということを・・

    そして、本当の加害者はオウムだったのか、事件当時に、被害にあわれた人を見て見ぬふりをして立ち去った人間なのか、我先に逃げるために倒れた人を踏みつけて 逃げだせた人間なのかを 問いかけます。

    ストーリーももの凄く考えられて作られていますが、登場するキャストさんたちのバランスがすばらしかった~!!

    ひとりひとりの演技に皆意味があって、なおかつそれが素晴しい!!! そんな舞台でした。

    今回はA,B公演がありますが、*papasan*が観たのは 本編A公演。 スピンオフのB公演も観たい!! でもスケジュールが・・

    前半に"動"の部分 多少バイオレンス的なシーン、かなり激しいアクション、刀を持たない殺陣って感じもありますが、これも凄い迫力!!

    中盤からラストへは"静" しかも息詰まるシーンの連続に集中力はMAX状態。

    こんな素晴しいもの ありがとう イデさん!! と言いたいです。

  • 満足度★★★★★

    男臭さ100%
    あまりにパワフルで、往復ビンタされたように感じた作品でした。

    総選挙の時、渋谷駅前で象の帽子をかぶって稚拙な歌を歌ってる変な集団を見ましたが、危険な存在だとは思わなかったし、マスコミがサリン事件の首謀者ではないかと報道を始めたときも、まさかね〜と思ってるなど、鈍感だった自分を思い出しました。

    時にはこういう作品を見て、精神的にボコボコにされて自問自答しないといけないのかな。

  • 満足度★★★★★

    被害の連鎖と今の幸せを噛みしめる
    今回もパンフレットには1995年3月20日の地下鉄サリン事件の詳細が載っており、忘れられた過去を甦らせてくれる。またキャスト名と役柄名と画像が載っており、解りやすく完璧!
    キャストの演技力は毎回のごとく見もの。音響もいい。

    物語は死者、重軽傷者のうち、被害にあった高校生の少女・美和にスポットを当て、彼女の家族、教師、友人らに与えた影響と間接被害者らの感情をえぐり出し描写した作品だった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    中でもこんなに凶悪な大事件があったにも関わらず、ただの傍観者になりつつある国家を相手取って揺さぶりをかける教師・新井は犯罪を犯してまでも美和を助けようとする。

    そこまでしないと動かない国家や、当時、苦しみ悶える被害者に手を差し伸べなかった現場に居た人たちへの恨みを新井は間接加害者だと思い込んでしまう。それは新井自身が育った環境によって屈折しひねくれて、やさぐれて歪んで自分自身を出来損ないだと考えてしまう一方でちらちらと寂しさや人恋しさを滲ませて・・。そういった精神を見事に描き、更に美和への恋慕で一気に違った破壊力で突き進んでしまう暴走は観ていて正当なようにも思えてしまうのだ。

    劇中、刑事らが戦うアクションは素晴らしくお見事で、特に那須野恵のアクションは毎度のことながら、流石だった。早めに観に行って良かった。終盤、きっと声が枯れるんじゃないかと心配するくらい罵声を発していた。苦笑!

    そして、新井の脅しが功を奏して国家は美和を全力で疾病治療し結果、美和は少し回復しそれが今回の物語の希望への転機にもなる。

    今回の物語で感じたことは「傍観者」の意味や自暴自棄になる新井、好きな男を偽善者としか見られない文香、誰かを殺したら、その傍にいる別の誰かのことも必ず殺すことになる不幸の連鎖だ。

    それらはある意味、暴力に等しいのだが、それでもどんなに苦しくても諦めたらだめ。諦めた時こそ本当の絶望が彼らに襲い掛かるのだと感じられた舞台だった。

    ワタクシの周りは日々、何も変わらない。変わらないということは単純なようでいて、もっとも深い愛の形なのかもしれない。ワタクシはいつまでもそんな愛に包まれていたい。

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