ネズミ狩り 公演情報 ネズミ狩り」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 34件中
  • 満足度★★★★★

    単純に
    こういう笑いは好きです

  • 観ていた
    2011.3.10

  • 満足度★★★★★

    いい芝居です
    感心しました。

  • 地震直後
    震災直後に行きました。賛否両論あろうかと思いますが、あの状況下で上演に踏み切ったのはすごいです。

  • 満足度★★★

    おそば
    いつもながらザンさんが素敵。そしてKAKUTAさんの「目を見て嘘をつけ」についでおそばを食べたくなる芝居でした。

  • 満足度★★★★

    一般人の「ネズミ狩り」
    遅刻して最初に10分程度を見逃してしまった。

    青少年犯罪・死刑制度をあつかった社会的な演劇。たまにこういうの観たい。たまにね。

    ネタバレBOX

    あの「酒鬼薔薇」を演ずる「ハジメ」の演技は若干怖かった。それだけリアルに通じるものがあったのだと思う。
    一般人的には、むしろフユコやおとみさんなどの立場に立ちやすいが、演劇で客観的に眺めることで、揺さぶりがかかる。それだけでも価値のある話。

    それでも一般人の「ネズミ狩り」はなくなることはないと思うけど。

    ちなみに、極悪同盟の存在はこの舞台のオアシスみたいなものと思った。
  • 満足度★★★★

    繰り返し再演されて欲しい上質の社会派喜劇
     死刑について、犯罪者・被害者について、そしてそのどれとも無縁ではない私たちについて。批判精神を前面に出しつつ“茶番劇”に仕立てた、笑いの絶えないコメディーでした。繰り返し再演され、できれば色んな地域でツアーが行われて欲しいと思いました。

     盛り込まれたたくさんのテーマはどれも重いものばかり。密室の取調、裁判、死刑、冤罪、犯罪者の更生、犯罪被害者の苦労、貧富・社会的地位の差、顔の美醜、家族内の確執、世代交代、巷の噂、マスコミの暴力・・・。ここまで詰め込んだことに感心するばかりです。それでいて爆笑できる場面もいっぱいあるんですから、作・演出の楢原拓さんの手腕にうなります。

     しっかり作りこまれたそば屋の具象美術は、役者さんの確かな演技のおかげもあって、気持ちのいい臨場感。暗転中の音楽も効果音もいいな~と思ったら、オリジナル(音楽:YODA Kenichi)なんですね。

     終演後のトーク(ゲスト:保坂展人さん)では貴重なお話を伺うことができ、観客からも賛否両方の意見が飛び出しました。劇場で実施されたことが喜ばしい、非常に有意義な双方向の企画だったと思います。

    ネタバレBOX

     舞台は刑期を終えた人を雇用するそば屋「南海亭」。ある日、店主がナイフで惨殺された。同時に17歳の少年ノブオも刺殺され、ノブオの母親はその犯人の死刑を求める署名活動をしている。でもそば屋店主の長女で現在その店の女将となったナツキは、死刑には反対だ。なぜなら犯人の少年は親からの虐待を受けており、殺意はなかったと言うし、裁判で彼の弁護人が、店主を殺したのはノブオだと言ったからだ。

     最終的には殺人犯とされていた少年の死刑が確定。季節は夏から冬へと移り変わり、平穏さを取り戻した南海亭では、そば打ち職人のトモゾウとナツキが結婚して子供もできています。真面目に働いていたハジメ(=神戸連続児童殺傷事件の犯人)の姿はありません。

     時代は変わり、古いものは新しいものに否応なしに塗り替えられていきます。でも天井裏の目に見えないネズミの足音が消えることはなく、冬なのに冒頭の夏の場面のセミの声が響き渡る中、終幕。
     駆除してもいなくならない、そもそも姿が見えない「ネズミ」は「犯罪者」でもあるし、彼らを一方的に例外扱いし、迫害する「私たち」でもあるのでしょう。また、たとえ目に見えなくなっても、時が経って人が忘れてしまっても、起こった事実が消えることはありません。さまざまな解釈ができ観客への自問も促す、深い余韻のある幕切れでした。
  • 満足度★★★★★

    老練!? じんわり沁みる芝居
    地震の翌日に観劇しました。
    上演を決行するかどうかにも賛否があったと聞きましたが、避難経路の説明等も含め、丁寧な前説もなり、なにより単純に「劇場に集う」という体験を再発見する機会になりました。

    犯罪の被害者と加害者、それぞれの事情やわだかまり、希望や絶望を丁寧にすくいあげる社会派ドラマ。小さな蕎麦屋の日常にある、希望や信念、諦念は、この複雑な社会をそのまま映しているのでしょう。構図そのものは比較的単純のようにも見えますが、ちょっとした笑いや生活のディテールが引力となって、最後まで存分に楽しめました。

    現実社会がそうであるように、この芝居もまたやりきれない想いを残したまま終わります。ですが、少なくとも、そうした切なさと、それでも続く日常を見つめる視線には、演劇の希望があるような気もします。また、俳優の魅力もじわっと楽しく味わえる公演だったと思います。

  • 満足度★★★

    ウェルメイド
    やはり、楢原さんの作品はウェルメイドなほうがすきですね。

  • 満足度★★★

    思ったより
    刺激の少ない、堅実な感じの印象でした。

  • 満足度★★★

    みてよかった
    初劇団さんでしたがとても重厚でいい。
    次回も見たいと思います。

  • 満足度★★★★★

    期待通り
    2008年の初演を観ていて、実に見事な芝居だったので、逆に期待を大きく持って観に行ったのだが、その期待を全く外さない見事な舞台だった。少年犯罪という重たい問題を、本劇団らしい笑いと実直な芝居作りの中で、実に巧みに作り上げていた。初演でも中心を演じたザンヨウコの演技が見事だが、今回は羽鳥名美子にかなりやられた。また、内山奈々は、一見中心にいなくても重要な役を演じているのだなぁ、と、この劇団の構造を改めて見直す形になった。

  • 満足度★★★★★

    前半から後半
    前半の軽快で笑えるものから
    後半になるにつれてどんどんシリアスに。

    メッセージ性も強くガッツリきました。

  • 満足度★★★★

    待った甲斐があった。
    初演を見逃していたのだが、待った甲斐があった。ザンヨウコさん、最高です。

  • 満足度★★★★

    考えさせる話。
    起こしてしまった事。
    その後をどうするか。
    罪を償って出てきたのだから受け入れるべきなのだろうが。

    世の中そう単純じゃない。難しくも興味深いお話を面白く仕上げておりました。あるいはどこかの実話をアレンジ?お見事でした。

  • 満足度★★★★

    どっしり
    チャリT体験は3回目なのですが。前2回は、割と物語があってないような内容だったので、起承転結がはっきりしててびっくりしました。でも、何か観劇後いろいろ考えてしまいます。他の方の感想読んで、なるほどな〜って、すごい共感したりしました。

    ネタバレBOX

    「いつあんたも加害者になるかもしれないんだよ」とか、「サカキバラです。今まで黙っててごめんなさい」とか、「知る権利や義務があるって言うけどもっと他に調べることあるだろう」とか、印象的な台詞が多くて、日本の独特な社会性を如実に表現されてるなぁと思いました。

    タイトルの「ネズミ狩り」には、「足音や存在が気味が悪いネズミ」と「犯罪者」を同一視させるようなイメージで、でも実際にねずみ取りで殺した(死刑にした)後の存在を、自身の目で見るのには抵抗がある。みたいなイメージなのかなって想像してみました。

    個人的な好みとしては、もう少し訴えている諸問題に踏み込んだ、深みのある物語だったら良かったな、と思います。
  • 満足度★★★★★

    重厚かつ濃厚
    硬派な話にグイグイと引き込まれ、見応え十分でした。暗くなりがちなテーマに笑いのエッセンスが随処で出てきて良い意味で光を当ており、それでいて悪ふざけになっておらず、とても誠実な舞台でした。

  • 満足度★★★★

    もし、私だったら…?
    日本の裁判制度、死刑制度、犯罪被害者の気持ちの行方、加害者になったら…?現代社会で度々問題になりながら、決して安易に答えの出せない問題を扱いながらエンターテイメントとしてまとめるバランス感は良かったです。
    登場人物一人ひとりがステレオタイプながらも、いつ自分が当事者になってしまうかわからない危うさがよく伝わってきました。
    是非また再演して欲しい作品です。

  • 満足度★★

    あんまりだった
    笑えなかった。
    芝居が大げさな役者ばかり。
    どうにもついていけなかった。
    内容も、受賞したという期待に見あわなかった。

    いや、割り箸が落ちてきたとこは笑った。

    ネタバレBOX

    神戸事件の被害者遺族に失礼な表現には引いた。
    そこの部分だけは劇団一同は開き直らずに考えてほしい。
  • 満足度★★★★

    正論と当事者感情
    誰にでも起こり得るものの普段あまり考えないようなことを分かりやすく表現してくれている作品。真面目な題材を軽く極端に表現し、演劇として受け入れやすくしてくれているので、楽しく拝見いたしました。個人的にはあまり笑えなかったですが、違う意味で面白い作品でした。

    ネタバレBOX

    いつものパターンですが、宣伝文句ほど深く切り込んでいた訳ではなかった。死刑制度は全く論じておらず、「犯罪者にも更正の機会は必要だが隣人はイヤ」というテーマや、「痴漢でも死刑にしたい」という被害者意識の問題、「被害者は極刑を望むべき」という風潮、「被害者感情の難しさ」など、いくつもの面白い視点があったので十分に楽しめたが、何だかなぁという気分が残ったのも事実。

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