断食 公演情報 断食」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    観ました
    日曜日マチネにはややヘヴィな狂気を孕んだ作品で、上演時間の85分が長く感じられました。でもやはり池谷のぶえさんはおもしろいです。池谷のぶえさんが出演されている芝居はハズレがないですね。

  • 満足度★★★★

    おにぎりインザダーク。
    おにぎりの『断食』、しかもSFと聞いて
    ほんわかコメディを想像して行った。
    …のに、気持ちよく裏切られました!
    初めてのおにぎりは、雑穀米のような滋味深い味わいでした。
    (後半の展開がダークなので、後味はあまりよくなかったけど…)
    3人しかいない舞台が、一瞬で断食道場になったり、海辺の町になったりする、空間の広がり方が見事でした。
    金目鯛の煮つけが食べたいなぁ。

  • 満足度★★★★

    ダーク!ダーク!ダーク!
    うひょひょっに楽しい作品を期待して観に行ってしまったので、そのダークさに唖然としましたが、役者の存在感は凄いし、観劇後にずっしりと感じた満足感は何物にも変え難いものでした。いいね。次回作はどの方向に?

  • 満足度★★★★

    裏切られた!やられちゃったぁ...
    三匹の子豚の”断食”? ”おもしろかわいく”イメージを描いていたけど。。。
    舞台前半、お客さんも笑いたい感じの空気!実際、笑える場面もたくさんあるの。でも違う!ダーク... ブラックな空気に笑うに笑えない...
    エッチ語録がガンガン飛び出す!エッチシーンもモンモンと...うひゃぁ~! 

    アフタートーク...  すごく楽しかった♪やっぱり、じゅんさんが元気に登場した時は、胸が熱くなった...会場からも「お帰り~!」って...

  • 満足度★★★★

    予想を裏切られ
    なかなかダークな内容なのだが、さらりと観れてしまった。
    サイドシートからなので、見え方は違うのかも。
    池谷さんが可愛かった。

    ネタバレBOX

    チラシの缶詰、舞台の食器や水筒のメッキ質感はそういうことだったのかー、と納得。
  • 満足度★★★

    良くも悪くも予想と違った
    今トップに映っている、三人の顔が詰め込まれている相当
    コメディちっくなチラシ絵。

    ここから連想されるものと内容が思いっきり食い違っているので
    観た人の中にはもしかしたらうんざりしたり、強く不快に感じたり
    した人がいる可能性が大きいですね。 私? はい、そのクチです(苦笑

    ネタバレBOX

    終演後、アフタートークで演出のいのうえ氏がいみじくも

    「これ、『断食』っていうタイトルだからてっきり三人のダイエット
    コメディだとみんな思ったと思うんだよね」
    「で、ふた開けてみたらコレでしょ…」
    「(演出)自分に出来るのか、他の人の方がいいんじゃないか?と」

    と言い放った台詞が、観客全ての感想にそのまま通じる舞台、ですな。

    一言。 かなり重いです、そして120%救いが無い、カタルシスも無い。
    ちなみに、コメディ要素はあるにはあるのだけど、あまりに本筋から
    ズレたところに位置する笑いなので序盤を除き笑えないです。
    うん、笑いを、コメディを期待すると下手すると爆死します。

    舞台は、近未来。
    既に海洋は、地上は破壊され、汚染され、マトモな食べ物が
    手に入らなくなり皆が人工食品を食すような、そんな時代。

    上京してから音沙汰の無かった母親の死を契機に15年ぶりに
    故郷に帰った、そんな男。 その彼に、自分の母親のクローンが
    生存していたことが知らされることからこの物語は始まります。

    観ていて思うのは、正しい・正しくないは関係なく「リアルでないもの」
    「現実でないもの」はゴミクズのように排除され、現実を受け入れている
    者だけがただ生きることを許される、ここはそんな世界なんだなぁ、と。

    男によって、一回は「処分」を逃れ、「生存」を許された母親のクローンは
    結局は男の都合によってクローン保健員に「処分」される。

    男も、その中で自分の過去、自分の生前の、実際の暗い影を持った
    母親の過去がフラッシュバックしていき、次第に全てが現実なのか
    それとも自分の思いこみなのか境目をなくしていく。

    それは、彼が食していた金目鯛の煮つけのように、一味は母親の
    手料理の味に似ていても所詮は遠い人工食品のよう。
    人工食品が母親の手料理の味なのか、母親の手料理の味は
    そんな程度のものになってしまっていたのか。

    最早、母親との「現実の記憶」すら定かでなくなってしまった男。
    それなのに、まだ手からこぼれおちる砂のような、不確かな
    「現実」にすがろうとする男は、最後一刀のもとに保険員に殺される。

    「お前、気持ち悪いんだよ」

    という一言と共に。

    結局最後、創り物みたいな現実をそのまんま受け入れている保険員、
    彼が生き残った。 後はみんな死んだ。 でも、保険員にも未来が無い。
    何故なら、彼もただ「食って生きている」だけの、死人みたいな存在だから。

    誰も、救われない。 徹頭徹尾、ダークな舞台ですよ、これは。

    ある意味真逆な、この作品といのうえ氏はよく対峙したと思います。
    台詞も結構エグくて、演出によっては相当落とされる作品だけど
    ぎりぎり一握りの温かさは伝わってきたかな。。 

    断食道場で、記憶の中の母親と男が対面する場面で
    泣きそうになりましたね。 そこで感動させないで
    落としにかかるのが青木氏らしかったけど(苦笑

    覚悟の上で観に行けば、好き嫌いはともかく損はしない
    真剣な作品だと思います。 再三だけど笑いはあまり期待出来ないよーと。
  • 満足度★★★★

    SFコメディといったところか
    おにぎりの旗揚げ公演ということだが、しっかりした芝居であった。
    いのうえさんの演出ということで、うまく乗せられた感じであった。

    役者さんも皆地力を出されていて、面白い内容であった。ややもすると少し下品になってしまうせりふも、軽く流れる感じで違和感はなかった

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