The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】 公演情報 The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
21-25件 / 25件中
  • 満足度★★★★★

    舞台に挑まれるような感じすら・・
    物語の構造に観る側が挑まれるような感じすらあって。

    ぐいぐいと押し広げられていく世界の構造に目を瞠り
    手練の役者達が作り上げる舞台上の骨組、閉塞感、
    さらには疾走感に圧倒されて・・。

    時間を忘れ、ひたすら取り込まれ・・・。

    しなやかに回収された物語の終わりにもがっつりと浸されました。

    ネタバレBOX

    初日観劇。

    観る側を物語に閉じ込めるための
    しなやかな導入部にすっと乗せられて
    そのまま、舞台の世界に吸い込まれます。

    プロジェクトの世界の構造やルールが
    観る側にも体感的に明らかになっていく・・・。
    舞台と両側の客席の空気が一体化して
    空間全体が舞台に置かれた(!)世界に重なっていきます。

    時間の刻まれ方の透明さをもった感触がすごくよい。
    役者達がそれぞれに舞台に投影する
    キャラクターたちの姿が
    高い解像度に支えられて本当に豊か。
    組み込まれた社会の摂理が
    さらに深くその世界のリアリティを作り上げていく。

    舞台上で編み上げらた世界に
    そこまでの強度があるから
    次第に机上の世界から垣間見えてくる
    外側の世界も観る側に違和感なく伝わってくる。
    ぞくっとくるほど淡々と組み込まれていく事実。
    そのたびにしなやかに変化していく
    眼前の舞台の密度や色に
    観る側までがぐいぐいと追い込まれていく感じ。
    漫然と観て理解するには
    半歩ほど複雑すぎる物語の展開が
    観る側をのめりこませ
    目を見開かせる力に変わっていくのです。

    なんというか
    舞台に挑まれているような感じすらして・・・。
    前のめりになって、
    息をつめて。

    ト書きのごとく事実を告げる
    アシスタントのアナウンスの耳触りのよく無感情なトーンが
    さらに強く観る側を物語に押し込んでいきます。
    なにせ舞台空間と客席のボーダーすらあいまいなルデコ5F・・・、
    キャラクターたちの感情や息遣いまでも
    役者から直撃で
    圧倒的な力感とともに
    観る側を取り込んでいく。

    やがて、走り抜けて、
    全てが観る側に開示されて・・・。
    物語は冒頭のシーンに結ばれて終幕します。
    精神的な疾走感がほどけて、息をついて。
    舞台のコンテンツそのままに、
    徹夜して一冊の本を読み終えたような
    高揚と充足感に満たされて・・・。

    初日でもあり
    舞台上に微妙なぎくしゃくがなかったわけではないのですが、
    そんなことも全く気にならないほどに
    舞台の勢いとその裏側に作りこまれた
    演技たちの密度に捉えられて・・・。

    前作を見ていなくても十分楽しめるとは思うのですが、
    前作とのつながりは両方の作品に
    さらなるふくらみを与えてくれたようにも思う。

    この公演、できればもう一度観たいのですけれどねぇ・・・。
    座るところによって見えるものがかなり違う気がしたり。
    一度で食べ尽くせないような深さを感じたりもして。

    いずれにしても、時間の感覚を忘れて
    のめりこめる舞台・・・。
    本当に面白かったです。

    ☆☆☆◎◎◎□△△▲
  • 普通の観劇とは違う脳を使用。
    旗揚げからそうでしたけど、しんどい頭の使い方。場所が狭いだけに巻き込まれ方は半端ない。ミステリーだけに登場人物の恐怖が直に観客に伝わる仕組みになってるところが、観ている側もしんどい。そして、その迫力がおもしろい。頭を使うつもりでエネルギーがある状態での観劇がオススメ。

    ネタバレBOX

    前作からの続きもあるから、知ってた方がよりわかりやすい感じはあります。続けての登場人物もあるから。

    けど前作を知らなくてもおそらく面白い。前半の笑いの感触の強い部分で楽しみ、後半のどんでん返しの続くひたすら緊張感を強いられる部分、しっかり考える。考えるのが嫌ならその理屈の流れは無視しても、舞台上のレゴとそれをいじる俳優さんたちの表情で十分楽しめると思います。
  • 満足度★★★★★

    期待以上!
    前作よりさらにパワーアップ!
    序盤の随所にコミカルさも散りばめられた軽快な展開から、一気に加速していくサスペンスワールドに途中からまばたきや呼吸も忘れそうなほど見入りました。
    毎度ながら演者の皆さんが本当に素晴らしいです。
    一人一人の表情が見たいので、次は違う席から見ます!

  • 満足度★★★★

    仮想空間
    前作を更にパワーアップさせた世界観を堪能しました。
    登場人物一人ひとりの存在が不可欠なキャラクターで、展開に迫力と緊張感を生み、引き込まれました。
    3面の座席でしたので、また観劇に訪れて、今度は違う方向の座席で楽しみたいと思います。

  • 取り込まれる感覚
    DART’Sの取り込まれる感覚はそのままに

    魅力的な役者さんたちを向かえ

    密度の空間での贅沢な時間

    ネタバレBOX

    誰が抜けても
    誰が変わっても違うものになるであろう配置

    あの役者があそこに居るからこそ の 進行

    物語中の集められた人々を見ると
    どれかに自分を投影できるような気がする

    世界の終わり だからこそ
    好きな人に好きだ!と言えるかもしれないような

    後 が 無 い か ら こ そ の <自我>

    果たして自分はあそこで何をしようとするのか


    ある意味 挟み込み舞台はとてつもない宝くじで

    その角度だからこその視野を堪能すべし

    自分の席運を試すギャンブリングを楽しめばいい

    角度を変えて見ておきたくなる舞台

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