3分間の女の一生 公演情報 3分間の女の一生」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    終盤はワクワクゾクゾク
    約3分の30の場によって綴る主に2人の女性のクロニクル。
    実在の出来事をモチーフにした部分や幻想風の部分が(一見独立したエピソードかと思われたものも含めて)1つに組み上がって行く終盤はワクワクゾクゾク。
    が、あの人がああなるとは反則!?(笑)

  • 満足度★★★★

    平和と平等
    切り口は面白いですし、
    役者も良いのですが、
    少し題材を持て余し気味だったような気がします。

    最後、ドラマが急展開するわけですが
    そこも「3分」でくくってほしかったですね。

    ネタバレBOX

    アフタートークで、森永卓郎が来てましたが
    前回の「パワーオブイエス」の部分が長過ぎです。
  • 満足度★★★★

    初!!燐光群!!
    上質という言葉がはまるのかなと。
    面白かったです。
    アフタートークも聞けて、良かったです!!

  • 満足度★★★

    なるほど3分間!
    なるほどなぁと思う。
    確かに「3分間」。
    それへの考察と積み上げ方が見事。
    そして、1つひとつのエピソードには、無駄がなく、観客を集中させる力がある。

    ネタバレBOX

    ただし、それぞれのエピソードは暗転によって結ばれているので、数の多い暗転のたびに気が抜けてしまう(40近いエピソードがあるのだ)。
    これは、もったいない。
    エピソードがどれも面白いのだから。
    そして、物語が産まれてくる感じもとても面白い。

    広い舞台なのだからそれを活かし、それぞれのエピソードを映像のオーバーラップのようにして、重ねつつ、テンポアップしていけば、いいリズム感も出ただろうし、重ね方によっては印象的にもなったのではないだろうか。

    3分間の小人あたりから、物語の「闇」のような部分が姿をちらりと見せてくるのだが、3分間の集団が行っていた影の事業や、男女の性別に関するラストへの展開(きれいに前フリが効いていたけど)などに、「3分間」との関係が薄いことに、落胆した。
    せっかく「3分間」にこだわるのならば、ウソでもこじつけでもいいので、すべてを「3分間」に集約してほしかったと思う。

    とは言え、ラストの展開はとても面白く、収拾のさせ方は「うまい!」としか言いようがない。

    しかし、物語が転がり出す後半あたりから、どんどん面白くなってくるのだが、もうひとつこちらに飛び出してこなかった。つまり、「3分間」への驚きとは違うベクトルへも、物語が進行してしまったためではないだろうか。
    もっと突き抜けてほしかったと思うのだ。

    また、主人公の人生が、あるいは生きてきた背景があまり立ち上がってこなかったのにも不満が残る。娘との関係も、もっと深みを見せることができたのではないだろうか。娘とどう向き合って生きてきたのか、とか、自分の仕事に対する想いとか(彼女の歴史的変遷は見ることができるのだが、そのときの感情や生き方までは見えてこなかったように感じてしまったので)。

    なんとも、もどかしい。

    それと、沖縄のエピソードで、普天間関連のことを漁師が一気に話すのだが、なぜかここだけ細かく丁寧に説明していて違和感を感じた。物語全体の中で明らかに浮いているのだ。
    ここが大切ならば、ここに物語をシフトさせるべきだろうし、1つのエピソードにすぎないのならば、ほかと同様のトーンにすべきではなかったのだろうか(もっと簡潔に説明させることは可能だし、物語としてはなん問題はないはずだと思う)。ここだけがあまりにもくっきり鮮明すぎるのだ。

    このエピソードで言えば、主人公はこの漁師が窮地に立たされたときに助けるのだが、その結果として彼女が得たものは、物語に大きな意味をもたらすが、なぜそうしたか、が弱い気がする。

    ストーリーのうまさ(展開&収拾)と、独特の奇妙さが面白みを出していたのだが、どうも全体のバランスがあまり良くないように感じてしまったのだ。
    何かちょっとしたことで、すんごく面白くなったような気がしてしまうのだ。

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