満足度★★★★
これからも
戦争によってひきおこされた、兵士以外の悲劇。
照明や効果音もよく、防空壕(入った事はないですが)を思わせるような会場もよかったです。
ただ効果音との兼合いもあるのでしょうが、マイクを通した朗読だったのが少し残念でした。最後のフィルムも綺麗なスクリーンで見たかったです。
後半の島唄は、前半の朗読の後に聴くと普段とは少し違い、感慨深かったです。
これからも語り継いで欲しいです。
満足度★★★★
胸を打つ沖縄戦の物語
哀しい物語を大場久美子がしっかりと聞かせる。爆音、スライド、照明、それらが効果的に挿入されて、まるで朗読劇ではなく、一人芝居のように魅せられた。
二部の島唄はとても楽しい。その楽しさの中に、胸をうつサプライズがあったりして演出家としても大場久美子はなかなかやるぞと感じた。
なによりもこの「ウンジュよ」を自分のライフワークにするのだという意気込みが公演の全てから感じられ、それが観客の心を動かす。もう50歳ということを聞いてびっくりした。いつまでも若さを失わない大場久美子だがあえてこういう作品を選んだことにも拍手を贈りたい。