満足度★★★
お下品なだけでもないみたい。
クラスの女子とまともに会話をした思い出が片方の指で事足りてしまうような(あるいは一度もないかもしれない)さえない男子学生たちが、せめて休み時間だけは愉快に過ごそうと編み出した小さな知恵、いわばインプロ的なくだらない下ネタベースのショートコントのパワープレイ。
狂言を模した演目まであり案外、ひねりが利いていた。
ラスト一作品では、会話のなかから事の成り行きや人物の背景を描いており、観ごたえのあるコミカルでウィットな青春劇だった。
大人にならない大人がここにいた。