その他

《空間の多様な体験》

John Cage 100th Anniversary Countdown Event 2010

デザイン:松村康平

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John Cage 100th Anniversary Countdown Event 2010

《空間の多様な体験》

John Cage Countdown Event 実行委員会

青山学院アスタジオ(東京都)

2010/11/06 (土) ~ 2010/11/06 (土) 公演終了

上演時間:

【演奏曲 - 演奏者】
33 1/3 (1969) - 聴衆参加
Cartridge Music (1960) - 有馬純寿,美川俊治,村井啓哲
Variations II (1961) - ニシジマ・アツシ
Two^3 (1991) - 三浦礼美,佐藤実
4'33" (4分33秒)...

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John Cage 100th Anniversary Countdown Event 2009/2009年11月8日/京都芸術センター/4・演奏曲:One7 (1990),Piano Duet (1960),One 3 (1989),Swinging (1989)/4・演奏者:竹村延和,ニシジマ・アツシ,村井啓哲, 森本ゆり

公演詳細

期間 2010/11/06 (土) ~ 2010/11/06 (土)
劇場 青山学院アスタジオ
出演 説明の欄をご参照下さい
脚本
演出 選曲・構成:ニシジマ・アツシ+村井啓哲
料金(1枚あたり) 2,000円 ~ 3,000円
【発売日】2010/09/06
前売券:(一般)2500円、(学生)2000円
当日券:(一般)3000円、(学生)2000円
1. 前売券の発売は、10月31日(日)23:59をもって終了させていただきます。
2. 料金はすべて税込みです。
3. 前売券が完売になった場合など、当日券を発行しないこともあります。
サイト

http://www.jcce2007-2012.org

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
説明 【演奏曲 - 演奏者】
33 1/3 (1969) - 聴衆参加
Cartridge Music (1960) - 有馬純寿,美川俊治,村井啓哲
Variations II (1961) - ニシジマ・アツシ
Two^3 (1991) - 三浦礼美,佐藤実
4'33" (4分33秒) (1952) - 村井啓哲

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【解説】
JCCE ( John Cage Countdown Event 実行委員会) は、20世紀後半の芸術思潮に大きな影響を与えた作曲家、ジョン・ケージ(1912 - 1992)の音楽と思想を現在の視点から再考し、それぞれの活動に活かそうとする様々な分野の有志によって、2007年に発足しました。

その主な活動は“John Cage 100 th Anniversary Countdown Event 2007 - 2012 ”と題したコンサートやワークショップなどを、ケージ生誕100年にあたる2012年まで継続的に企画・開催することです。実際の演奏行為や話し合いなどを通じて、ケージの音楽から発見したことや、その面白さ奥深さを、試行錯誤の経緯なども交えながら、できるだけ多くの方々と共有して行きたいと考えています。

JCCEはこれまでに三回のコンサートを行って来ました。第一回目は国立国際美術館講堂において《相互浸透》をテーマに「Song Books/solo for voice 3-92」(1969)を演奏しました。第二回目は京都芸術劇場春秋座において《内と外》あるいは《領域と環境》をテーマに、劇場の舞台のみならず、その裏側やロビーなどでも演奏を展開しました。第三回目は京都芸術センターにおいて《沈黙と構造》をテーマに、初期/中期/後期のピアノ曲と「沈黙」に満ちた楽曲のいくつかを向かい合わせて、その間に横たわるものを確かめようとしました。

第四回目に当たる今回のコンサートでは、我々がこれまでに体験し考えてきた事と、今回の実際的条件を照らし合わせながら、様々な可能性を探りつつ「空間の多様な体験」というテーマに沿って選曲・構成を行いました。後半のトークイベントでは、「音楽」「建築」「都市」などの概念と空間との関係性を巡って、皆様と語り合うことができれば幸いです。曲目(と解説)およびタイムテーブルは以下のとおりです。

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●17:00〜(開場)
@ホワイエ
33 1/3(1969)
LPレコード盤とレコードプレーヤー/ターンテーブルによる、指示書のない「開かれた作品」のひとつ。レコード盤の数はおよそ数百枚と厳密ではないが、プレーヤーの数は12台と指定されている(この数は平均律の12音に因むものか)。LPレコードの再生と交換、機器の設定変更など、ここで考えられるすべての展開可能性は、その場にいる全員に委ねられる。

@多目的室2
並行展示(イベント終了まで継続):過去三年間のJCCEコンサート記録映像/ダイジェスト版

●18:00〜 (開演)
@多目的室1

Cartridge Music (1960)
Cartridge/カートリッジとは、かつて電気式蓄音機でSPレコード盤を再生するために使われた、太さ1〜2mmほどの鋼針などを装着するフォノグラフ・ピックアップを指す(当時のフォノグラフ・ピックアップは入手困難のため、同様のものを新たに製作した)。演奏者は各自カートリッジに挿入可能なモノ(針金、バネ、小枝、等々)を探し、また透明素材を含む図形楽譜を操作して一度限りの演奏計画を個別に用意する。お互いの演奏計画に対する事前調整は行わない。このため実際の演奏では、それぞれの計画が相互に交錯することで、不測の影響を与え合う。演奏行為にはカートリッジに挿入されたモノへの接触、カートリッジを固定ないし設置している支持体(テーブル、マイク・スタンド等)への接触、音質と音量の変更、さらに挿入されたモノの交換が含まれ、その時間的生起はストップォッチに従う。また音響の付随的要素として、あらゆる電気的ノイズ(フィードバック、ハム等)が認められる。

Variations II (1961)
透明素材に印刷された6つの点と5本の線のみから成る図形楽譜、これを個別に切り離して平面状に落下させる。それぞれの点から五本の線(あるいはその延長上)に垂線を引き、その長さを計ることから、演奏者は6つの「組織化された音」に関する手がかりを得る。音それ自体に関する指示はない。演奏の時間と規模に関する制約もない。また音響の生成についても、あらゆる方法を用いることができる。ここで実現される演奏の一部始終は、演奏者による楽譜解釈の純粋な現れである。なおこの演奏は前後の曲と一部重複する。

TWO^3 (1991)
笙の奏者である宮田まゆみが晩年のケージに委嘱した独奏曲ONE^9に、螺貝の並奏を加えたもの。水を湛えた螺貝を静かに傾けて行くと、思いもよらぬところで内部の空気が移動し、繊細かつ多様な音塊が発生する。この音はマイクロフォンで拾われ、スピーカーを介して会場に放たれる。これを地の音として、 ONE^9の典雅な笙の音が空間に去来する。二つの演奏に相互の関連性はなく、それぞれが独立した演奏である。しかし両者の音は交差しつつも、お互いを遮らず静謐に進行する。

4'33" (1952)
三楽章で構成された沈黙の楽曲。初演時の演奏時間は第一楽章:33秒、第二楽章:2分40秒、第三楽章:1分20秒で、合計4分33秒となる。ただし現在出版されている楽譜では第一楽章から第三楽章まで、すべてTACET(全休)と記されており、時間指定もない。
「4'33"」は沈黙の楽曲としてあまりにも有名である。しかしそのために、公の場での冷静な演奏/聴取が極めて難しい一曲になってしまった。新たな可能性は個人による自分自身のための独奏である。今回はその模様を映像で実況配信する。

●19:15〜 トークセッション
「空間の多様な体験 ―音楽・建築・都市―」
司会:黒石いずみ
音は人とモノと空間と時間の多様な関係から生まれ、それを表現します。しかし人はさらに、身体や場所との交感から離れられないのではないでしょうか。例えば、体内の子供の動きを感じて語りかけていた母親の声を生後の子供は明確に覚えているように、地下道の生ぬるい閉ざされた空気を壁や天井・床の振動と周囲の音の反響から、町の気配を路地の小さな音や匂い・足音のリズムから、そして家の温もりをテレビの音や台所・トイレの音から、人は無意識に全体的に感じ取ります。ケージが作品に描く音楽の空間と時間、人間の相互性と、我々の普段の生活や都市空間、さらには人の生きる意味との関わりについて皆様と語りあえればと思います。
黒石いずみ(青山学院大学 総合文化政策学部 教授)

20:00 終了

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【作曲者プロフィール】
■ジョン・ケージ John Cage(作曲家・1912.09.05 〜1992.08.12)
アメリカ、ロサンゼルス生れ。ポモナ・カレッジを中退してパリへ遊学後、作曲家になることを決意する。アーノルド・シェーンベルク他に師事しつつ、最初期から独自の作曲法を探求する。また「あらゆる音」への関心から、様々な非楽器を取り入れた打楽器オーケストラの結成、それに匹敵する多彩な音響を一台のグランド・ピアノで実現するプリペアド・ピアノの開発、電子音響の積極的導入などを進める。東洋思想への関心を深める中で、組織化されていない音に満たされた時空間を指す「沈黙」という独自の概念を発見。1950年に偶然性の全面的導入によるピアノ曲『易の音楽』、1952年には無音の楽曲『4分33秒』を発表。以後、チャンス・オペレーション、不確定性、図形楽譜、ライブ・エレクトロニクス、ミュージサーカス、等々、「沈黙」を起点とする様々な概念、方法、形式を提示。またそれらの手法を音楽のみならず版画、詩作、著述、講演から展覧会の展示構成にまで応用展開した。舞踊家マース・カニングハム(1919 - 2009)との「共存的」共同作業からも多くの傑作が生まれている。

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【演奏者プロフィール】※五十音順
■有馬純寿 | Sumihisa Arima
1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。自作のライヴ・パフォーマンスのほか、室内アンサンブルのメンバーやソリストとしてこれまでにライヒ、ブーレーズ、ファーニホウ、ミュライユ、湯浅譲二、一柳慧など多くの作曲家の作品の音響技術や演奏を手がけ高い評価を得ている。2007年にはケージ《Europera 5》の音響を担当した。現在、帝塚山学院大学准教授。
http://40nen.jp/arima/

■佐藤実 | Minoru Sato -m/s, SASW-
アーティスト。1989年より"m/s"名義で活動をはじめる。1994年-2006年レーベル「WrK」を運営。世界の成り立ちとその記述という観点から、物理現象と概念に焦点を当てたインスタレーション、パフォーマンス、執筆などの活動を行っている。また学芸員として展覧会、アートイベントの企画も行う。
[主な展覧会歴]
2010 ARTeSONoro, Spain/2008 Happy New Ears, Belgium/2008 Transmediale, Berlin/2002 BEELDEN BUITEN/ FRACTALS, Belgium/2001 Between sound and vision,Chicago/2000 Sound Art Sound as Media, ICC Tokyo/1997 Ear as Eye, Los Angeles/1991 SoundCulture, Sydney
[主な出版・CD]
LP, with ASUNA "One as Two" (senufo editions,2010)/CD, with ASUNA "Texture in glass tubes and reed organ" (Spekk,2007)/CD, with Ami Yoshida "COMPOSITION for voice performer 1997,2007" (aotoao,2007)/CD, "NRF Amplification" (ms-wrok,2007)/BOOK+CD, "Social Music" (USA,2002)/Book+DVD-ROM, "Amplitude of Chance" (Japan, 2001)/BOOK+CD, "Site of Sound" (USA,1999)
http://www.ms-wrk.com

■ニシジマ・アツシ | Atsushi Nishijima
80 年代半ばよりライブ・エレクトロニック・ミュージックによる演奏を始める。その後、サウンド・オブジェやインスタレーションなどの制作も始め、 Citycircus–Rolywholyover A Circus–John Cage (New Museum of Contemporary Art, New York, 1994) に出展するなど、現在も国内外の展覧会やイベントに多数参加し、“音”が持つ様々な側面から発想した作品制作・演奏を行っている。
http://kakehashi.tv/creator_index.php?blogid=25

■三浦礼美 | Remi Miura
国立音楽大学音楽学学科卒。笙を宮田まゆみ、豊英秋各氏に、雅楽合奏を芝祐靖氏に師事。
武満徹『秋庭歌一具』の演奏をきっかけに雅楽の道に進み、現在雅楽演奏グループ「伶楽舎」の一員として活動している。
その中で2001年5月、『秋庭歌一具』を演奏したサントリーホールでの自主演奏会が評価され、2002年2月、中島健蔵音楽賞特別賞を受賞、同時に録音したCD『秋庭歌一具』(ソニークラシカル)は平成14年度芸術祭レコード部門優秀賞受賞。また、平成15年度の芸術祭大賞に選ばれた「薬師寺最勝会復興上演」の新作(猿谷紀郎曲)の初演を担当。
その他、国立劇場など国内での演奏活動のほかアメリカ、ヨーロッパ各方面の音楽祭などにも参加している。解説を交えた親しみやすいコンサートを企画したり、小中高校生を対象としたワークショップなどを行い雅楽への理解と普及にも努める。ムサシノ雅楽教室笙講師。

■美川俊治 | Toshiji Mikawa
会社員。ではあるが、大学在学中から、日本最古のノイズバンド「非常階段」のメンバーとして、また、同時並行で、同じくノイズユニット「インキャパシタンツ」のヘッドとして活動を継続。数多くの作品をリリースし続け、また、積極的にライヴ活動も行っている。内外でそれなりの評価を得ている模様。
http://www.japanoise.net/mikawa.htm

■村井啓哲 | Keitetsu Murai
90 年代初期、P3 art and environmentでサウンド・インスタレーションと実験音楽、フリー・ミュージックに関する企画を担当した後、自身の活動を開始。音楽、美術などのジャンルを横断した作品を展開すると共に、ジョン・ケージの図形譜による非楽曲、フルクサスのアーティストによるイべント作品などの演奏/パフォーミングも行っている。
http://www.keitetsu.com/
その他注意事項 17時開場と同時に、
聴衆の方々に参加していただく「33 1/3 (1969)」の演奏と、
過去3回のコンサートのダイジェストビデオの上映があります。
その他の楽曲につきましては、18時からの公演を予定しています。

コンサート終了後、出演者によるアフタートークがあります。
スタッフ [企画]
John Cage Countdown Event 実行委員会
青山学院大学 総合文化政策学部 黒石いずみ研究室

[協力]GALLERY360˚,Paul Patrashcu, 入江拓也(SETENV), 急な坂スタジオ, 武田菜種, 糟谷健三 (順不同)

[情報提供] 2010/08/16 17:03 by 装画堂

[最終更新] 2010/11/05 23:52 by 装画堂

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