満足度★★★★
一流の俳優の演技をしっかり堪能
5人の俳優が感情の振れ幅が大きい、創造性豊かな演技を見せます。特に佐藤オリエと中嶋朋子が秀逸。初舞台の満島真之介はやはり力不足。これから精進してほしいと思います。演出もウィットに富んでいて楽しくて良い。誰かを愛するとはどういうことか、そして家族とは・・・。人と人が交わって生きることの意味を考えさせられる舞台だと思います。
満足度★★★★★
大人の芝居
ベテラン俳優たちの演技を堪能しました。
物語は結構ドロドロとした話で、エロティックなシーンも多いのですが、下世話な感じにはならず、格調の高さを感じさせたのは流石でした。
普段は客席になっている部分に大きな張り出し舞台を作り、贅沢な空間の使い方をしていました。
中嶋朋子さんの演じるマドレーヌは第1幕の幕切れにやっと現れるのですが、そのときに流れる音楽(シューマンのピアノ四重奏曲)と相まって、とても印象深いシーンになっていました。
派手な演出で驚かせたり、強引に笑わせようとしたりしない(けれどもクスリと笑えるシーンは結構あります)、小細工無しの大人の為の芝居で、濃密な時間が楽しめました。
少々値が張るためか、空席が結構あったのがもったいなく感じました。
満足度★★★★★
観逃すな!
初日を観劇。芸劇の小ホールがかつてのtptの本拠地、ベニサン・ピットに変貌していたのに、まずびっくり!想像力の賜物。
今秋、何は無くとも「Must See 観るべき」芝居の1本。
フランス前衛アート、コクトーワールドがきちんと池袋の小劇場で成立しているのにまたもやびっくり。もちろん、これぞ舞台俳優という役者陣の演技も必見。