公演情報
「ストリッパー物語」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
里中満智子さんがチラシのイラストを描いていることの不思議。
昨年10月に観た『酒乱お雪』、主演の藤田怜さんにやられた。元男装アイドル『風男塾』で藤守怜生として活躍。ルックス、演技、バレエ・・・、全てが揃った完璧(パーフェクト)超人。今回は主演の安藤瞳さんが体調不良の為、降板。急遽1月中旬から稽古に合流。その凄まじさは今作を観た人全員に焼き付いている筈。つかこうへいが原稿用紙に刻み込んだ情念の陽炎が鬼火となって立ち昇り実体化したような存在。
ストリッパーの明美(藤田怜さん)とヒモのシゲ(伊原農〈みのり〉氏)のつか流純愛劇。シゲが捨ててきた娘の美智子(星野李奈さん)が高校生になって巡業に訪ねて来る。
選曲のセンスが良い。定番「夜桜お七」から始まり、「イルカの日」のサントラ、「ホット・スタッフ」に「メモリー」、ビヨンセの「クレイジー・イン・ラブ」。暗いシャンソンからグラインドコアにテンポチェンジする曲なんか良かった。
脳梅にかこつけて、泉谷しげるの「おー脳!!」を歌う伊原農氏。
五十嵐明氏はルー大柴や“リーダー”渡辺正行を思わせる動き。
能面をかけて踊る椿紅鼓(つばきべにこ)さんの舞踏も印象的。
本職のストリッパーでもある若林美保さんの技、エアリアルフープ。もうエロスを超えた技術。これに挑む藤田怜さんの身体能力の高さ。
のぐち和美さん一座のショーとして完璧な出来。つかこうへい作品の正しい解釈。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/02/10 (金) 14:00
つかこうへい作「ストリッパー物語」大いに楽しめた。ストリッパーたちとそのヒモたちの物語。演出金守珍構成水嶋カンナの効果大。唐版のような演出、水嶋カンナを思わせる藤田怜の演技、色々な踊りが更に舞台を盛り上げる。プロジェクト・ニクスらしい演劇でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/10 (金) 14:00
座席1階
「飛龍伝」よりもずっとプロジェクト・ニクスらしい舞台。美女劇の冠がぴったりで、今回はせりふにぴったりはまった選曲、切れのいいダンス、そして何よりも「きれい」という形容詞で表すのが一番な舞台を楽しんだ。
地方を行脚するストリップ劇団員たちの群像劇。踊り子とヒモのペアがそれぞれユニークで楽しめる。微妙な力関係、恋愛感情の交錯、そして近いようで遠い普通の結婚。舞台はダンスと音楽で楽しいのだが、何となく哀愁が舞台を流れていくのもいい感じだ。
暗幕への映写をうまく使って最初に出演者の紹介があるのがおもしろい。ラストシーンも劇団員の行く末を記した字幕で結ばれる。
ストリッパーの踊りというと「淫靡」と連想するが、今回登場する女優たちは鍛え抜かれた身のこなしで新体操選手並みの華麗な演技を展開する。2021年にストリッパー物語を上演した中野の「満天星」より「スズナリ」の方が舞台が若干大きいこともあって、ダンスの切れが余計にさえて見えたのかもしれない。とはいえ、今回の舞台も男性陣の殺陣などが入ると役者同士の間隔の余裕があまりなく、あれだけ激しく動いて衝突しないかとドキドキした。
東京に大雪が降った日だがスズナリは満席。客席の拍手も大きかった。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/09 (木) 19:00
Project Nyx による、つか作品連続上演の2本目。いやー面白い。(4分押し)109分。
地方のストリップ小屋を舞台に展開される、ストリッパーたちとヒモたちの物語。2013年に東京芸術劇場で同戯曲を観たときにはピンと来なかったが、本作は面白く切なく観ることができた。女性の見せ方を分かっているNyxならではとも言える。客入れから座長役の野口和美が舞台にいて開演を宣言する形も面白い。ストリップを模した(脱がない)踊りの場面が数々あるが、現役ストリッパーの若林美保の踊りは別格で、見せ場で思わず拍手をしたら周りの人も拍手してくれていた。推しのいまいゆかりは、元女子プロレスラーのストリッパー役で登場し、ダンスも見せるが、プロレス技が見事(^_^;)。スコーピオンズ・デス・ロックを技かける早さに(*_*)!