満足度★★★
判ってはいたけど
やっぱり、自分はこの作品自体が好きになれない、というか(この当時の)キリスト教徒の考え方を踏まえてみても笑いどころ(これ喜劇なんですよね?)がわかりません。演出も面白かったし、演じている役者さんたちも素晴らしかったので舞台としては楽しんだのですが、観劇後に思っていたのは「だからキリスト教って!!」に尽きました。
満足度★★
幼い!
藤原・寺島のおきゃんっぷりがやたらときわだっていて、「ヴェニスの商人」の物語のもつ複雑さが台無しな気が…。なんだか人種差別的弱いものいじめ大騒ぎにしか見えなかった。美術もちぐはぐ。こんなメンバーをそろえながらもったいない。
満足度★★★
一夜の夢のように…
ヴェニスという街からイメージする、不思議で自由で
残酷な雰囲気を、開演前から劇場中に漂わせようと
していたのが印象に残った。
“運河”“海”がバックにたゆたうような装置も、相乗。
役者陣では、重厚な市村@シャイロック、渋さが光る
西岡@アントーニオ、なんだか憎めない藤原@ヴァ
ッサーニオ、オキャンでオチャメな寺島@ポーシャが、
やはり白熱でした。
満足度★★★★
言葉の美しさ
シェークスピアの生み出す言葉の美しさが、劇にとても反映されています。台詞のテンポも良く、音楽を聴いてるように感じました。
市村さんの演技からは、シャイロックの悲しみや悔しさがとてもよく伝わってきます。言葉の一つ一つにとても重みがあり、心に響きました。
ただ、この話のテーマである「慈愛」をアントーニオにはもっと出して欲しかったです。対局にある「憎悪」と天秤にかけると「憎悪」の方に傾いてしまっているような印象を受けました。
満足度★★★
いろいろ考えさせられた
シャイロックの市村さんが、すごい。
藤原君はそう来たかっていう面白さ。
西岡さん寺島さんは、手堅い感じだった。
テーマがいろいろ含まれていて、たくさん考えなくちゃいけないことがあるなあと思わせられる作品でした。