満足度★★★★★
満喫
昼夜通しで贅沢な演目揃い。
昼夜ともお目出度い舞踊で始まって「沼津」「荒川の佐吉」「俊寛」「引窓」。これだけで国立劇場歌舞伎鑑賞教室2年分です。
ここに昼夜、藤十郎丈、芝翫丈、富十郎丈と、3人の人間国宝の舞踊がおまけのように観られるなんて、今(歌舞伎座休場中)ならではかもしれません。
もちろん、座頭として吉右衛門さんは大活躍ですが、しっかりと寄り添うように修行する染五郎丈に嬉しくなりました。
それと、このところめっきり老け役が増えた歌六さんですが、「佐吉」の成川のようなお役、ぴったりだと思うので、これからももっと観たいものです。
満足度★★★★
昼夜鑑賞
昼の部の荒川の佐吉の仁左衛門、爺バカ全開であるが、良い。夜の部は、衰えは隠せないが、人間国宝芝翫と富十郎の踊りは見ておいて損はない。昼の部最後の坂田藤十郎の踊りも短いが見ごたえがあるので、帰らないで見ていってください。俊寛の福助は島育ちの女の役は向いてないので、わざとらしくて見ていられない。それにしても昼の部の5時間半近くという長さは、サービスの域を超えている。長ければ客が満足するわけではないので、一考を!