白雪姫 公演情報 白雪姫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★

    滑稽で不気味な
    「白雪姫」の筋はほぼ忠実に踏襲されている。意地悪な継母の存在がクローズアップされていて、その激しく変化する表情、奇妙な動きが滑稽で怖い。
    白雪姫が匿われたコビトの小屋の美術造形、七人のコビトなどの表現がとてもユニークだ。
    小さい子供は怖がるかも。

    ネタバレBOX

    非キリスト教的なアニミスムの世界を演出家はそこに投影している。
    グリムのオリジナルに内包する得たいの知れない不気味さを巧みに可視化した優れた舞台だと思った。展開のリズムが単調で若干眠たくなるところもあったけれど、非常に興味深い作品だった。
  • 満足度★★★★★

    なんすか、この可笑しさ!
    コメディそのもの。ちっさい頃に読んだ「白雪姫」のイメージとまったく違う。笑

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX



    物語の筋はほとんど同じ。ただ、最後の継母が死ぬ場面だけが、ちと違う。童話の中の継母は焼かれた熱い鉄の靴を履いて踊りくるって死ぬという場面が、ここでは白雪姫が王子様と結婚したと聞いた継母はショック死してしまう。笑

    更に、7人の小人を一人のキャストが腕や足にお面を付けて腹話術のように表現するし、主役級の白雪姫は同情するに値しないキャラクターなのだ。だから、ここでの白雪姫は、しょもない奴というか、痛い奴というか、童話に登場するような儚さやエレガントさは微塵もない。まあ、儚さという言葉自体が幻想なのだけれど・・。笑

    白雪姫が育っていく過程で使われる少女人形、あれ欲しいなぁ。セットの小人のお家も可愛らしかったし、家来は「不思議の国のアリス」に登場するような世界観のキャラクターでこの物語の中に観客を引き込む力は強かった。また2つの女王のキャラクターは見もの。

    笑えて楽しい舞台だった。大人も子供にもイケル。もう一回観たいと思う面白さ。
  • 2010.07.03.1930
     

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