実演鑑賞
博多座(福岡県)
2022/12/22 (木) ~ 2022/12/23 (金) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
https://www.hakataza.co.jp/lineup/202212/bunraku/index.php
期間 | 2022/12/22 (木) ~ 2022/12/23 (金) |
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劇場 | 博多座 |
出演 | |
脚本 | |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
2,500円 ~ 7,000円 【発売日】2022/10/22 A席 7,000円 特B席 5,600円 B席 2,500円 ※本公演は、お座席の前後左右を空けずに販売させていただきます。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 12月22日(木) 16:30 12月23日(金) 11:00 / 15:30 |
説明 | つめ人形の夢と悲哀を描く博多座初お目見えの新作浄瑠璃 桐竹勘十郎が“吉田簑太郎”を名乗っていた頃に書かれた作品です。作曲は鶴澤清介。昭和五九年(一九八四年)三月に初演されました。 文楽人形は、「三人遣い」が特徴で、1つの人形を3人の人形遣いが動かしています。 その一方で、ある時は、見物人や、近所の人々、またある時は、主人公に襲いかかりコテンパンに投げ飛ばされる捕手達、またある時はヒロインをいじめる女官達…、素朴な顔と小ぶりな体の一人遣いの人形達こそが今回の主人公である「つめ人形」です。この演目にはつめ人形しか出てきません。華やかな傾城も、豪壮な鎧をつけた武将も出ません。物語は毎日毎日、投げられ、振り回されるつめ人形たちの夢と悲哀を描きます。ビギナーにも見巧者にも、お楽しみ頂ける新作浄瑠璃にご期待下さい。 あらすじ 道頓堀の人形浄瑠璃の芝居小屋。今日も身を粉にして舞台を終えた、つめ人形達が楽屋に戻ってきました。そんな中、つめ人形のひとり、門松(かどまつ)の元気がありません。仲間達が理由を聞くと「毎日舞台でどつかれてたんこぶ作るのはもう飽きた。主役も出来る三人遣いになりたい」と言って泣き出します。そんな門松の事を周囲は、相手にしません。門松は落ち込み泣きつかれて寝入ってしまいました。目を覚ますとなんと三人遣いの体になっているではないですか。しかも人気演目の「夏祭浪花鑑」の団七九郎兵衛に扮しています。意気揚々と舞台へ出る門松。主役の任を果たすことはできるのでしょうか。 -------------- 男女の恋心が織りなす幸福感にあふれた名作 大坂随一の廓(くるわ)である新町(しんまち)、そこで遊女の中でも最高位の太夫(たゆう)であった名妓(めいぎ)夕霧(ゆうぎり)は、延宝六年(一六七八)に全盛の内に夭折(ようせつ)したこともあり、没後なお伝説的な人気を博し、この作品と併せて数多の浄瑠璃、戯曲に描かれました。 あらすじ 曲輪ショウ 吉田屋の段 豪商藤屋の跡取り伊左衛門は、大坂・新町扇屋の遊女夕霧と7年に及ぶ恋愛関係にありました。新年の準備で慌ただしい新町の揚屋・吉田屋の店先に深編笠を被った紙(かみ)衣(こ)姿の男がやってきて、亭主の喜左衛門を呼び出します。そのみすぼらしい身なりの男こそ借金返済のあてもなく親にも勘当され、行き場をなくした伊左衛門でした。喜左衛門は男が伊左衛門だと見抜きます。さらにはそんな伊左衛門を座敷に上げて昔のようにもてなします。敢えて夕霧の話はせず、伊左衛門を温かくもてなす、喜左衛門の女房おきさ。二人の気遣いに胸を打たれた伊左衛門が、夕霧の様子を尋ねてみると最近まで重病に苛まれていた夕霧は、快方傾向にあるとのこと。丁度隣の座敷では、その夕霧が侍と一緒にいるというではありませんか。帰りかける伊左衛門。しかし喜左衛門が二人を対面させます。せっかくの機会にも関わらずふて寝を決め込み、挙句には座敷を抜けてきた夕霧を冷たくあしらう伊左衛門。夕霧は自分が病気を乗り越えられたのは、伊左衛門との再会を心の支えにしてきたからだと嘆き訴えます。それを聞いた伊左衛門もやっと心を開き、二人の心が寄り添った時、互いの境遇が急転直下、伊左衛門の勘当は赦され、夕霧の身請けも決まったと喜左衛門夫婦から朗報が。皆が喜び、幸福感にあふれた初春を迎えるのでした。 |
その他注意事項 | |
スタッフ |
桐竹勘十郎が“吉田簑太郎”を名乗っていた頃に書かれた作品です。作曲は鶴澤清介。昭和五九年(一九八四年)三月に初演されました。
文楽人形は、「三人遣い」が特徴で、1つの人形を3人の人形遣いが動かしています。
その一方で、ある時は、見...
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