今宵 片眼は死に場所を探す 公演情報 今宵 片眼は死に場所を探す」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    最後のシーンで役者全員がとても美しかった
    衣装、メイクに好感。 
    MAIさん・・・声の甘さが絶品でした
    平田将希さん・・・控えめでしたが個人的にはもっとみたかった。舞台を安全でやさしいものにしてくれる底力をみた。
    宮本英治さん・・・美しいせつないどっぷりラブロマンスものを演じてほしい。 透明感のある今回とは真逆の役でもみたい。とても華やかな方ですね。***
    管野さん・・・よりおどろおどろしい恐ろしい役をやれると思う。多面性をもっていそう
    山本尚寛さん・・・この方の声がまずいちばんはじめに心をとらえました

    ☆☆☆

  • 満足度★★

    意気込んで観劇しましたが・・・
    役者さんの熱演が、活かしきれていない感じを受けました。
    後方席で観ていて感じたのは、同じような場面展開が多いことと、
    一本調子の台詞など、世界感に拡がりが感じられなかったです。
    前方席でTV的な狭い範囲で観ると、迫力があったかもしれませんね。
    次回作に期待したいです。

  • 満足度★★★★

    構成に妙あり
    たぶん脚本を書いて演出も手がけた今泉さんが一番楽しんでいたのではないかと思われるほど、登場人物に色をつけ、しかけを駆使した、なかなか面白い劇だと思いました。

    占いに支配された中国にある、とある国の、豪族の家に起きた、二つの「毒殺」 (?)事件の真相が、占い師により徐々にあきらかにされていく。
    終盤になって、展開はやや煩雑になっていきますが、それでも役の一人一人に彩りを加えるためには納得できる範囲。

    最後まで眠ることなく、楽しませていただきました。
    役者さんもまだ若く、これから伸びていく劇団だと予感できました。

    一つだけ、不満。
    それは劇団の年齢構成です。みなさん、若くて・・・
    それはそれで、活気、元気が豊富なのですが、一人でも二人でも「年長者」が欲しいと思います。
    今回の劇にしても、台詞のテンポがみな速くて、同じ調子なのです。(ラウにしても、ゆったりとした台詞なのですが、会場を重くはできません)
    ここに、齢を重ねた俳優が一人でも入っていたら、もっと味のある雰囲気になったのにと思いました。

    それは、公演を重ねていくうちに、「客演」という形で解消できるかなとも思いましたので、あまり心配はしていませんが。

    次回の公演も楽しみです。

  • 満足度★★

    ちょっと盛り過ぎてしまったような…。
    呪われた王家の血筋と禁断の愛を、過去と未来を交錯させながら描く話。
    アングラ演劇風のエモーショナルな喜怒哀楽表現を基調とするキャラクターや、現代風の若者言葉を多用した自虐的でコミカルなキャラクターたちが、余所者と内側で暮らす人々の差異を示すようで刺激的だったが、場面説明をするセリフが多かったためか、エキゾチックなイメージを持つというところまでは喚起されず。全体的にスローテンポで話が進んでいくことも気になってしまった。130分。

    ネタバレBOX

    全てが占いに支配される国家とHPには書かれているが、むしろ描かれるのは、占いを信望している、ある王家に脈々と受け継がれる奇妙な因縁の血縁関係であり、陰謀は国家レヴェルで行われるプロパガンダ的な事情ではなく、ある者がある者に対する歪んだ愛憎という形で提示される。

    上流階級の家には、お付きの占い師がいるという習慣がこの国にはあるらしい。それはファオラ家でも例外でなく、ラウという高名な占い師を雇っていた。
    ラウはこの家に住む、シャオラという美しい家主が好きなのだが、シャオラにはメイリンとメイシャンという双子の子どもがいる。双子が厭わしいラウは、
    「この家には呪われた双子がおり、ひとりはもうすぐ死ぬだろう。」とでっちあげ、自暴自棄になった双子の兄、メイシャンは毒薬を飲んで自殺。
    残ったメイリンも正気をなくし、後追い自殺をするために毒薬に手を伸ばす…。

    ファオラ家の召使や、シャオラ、シャオラの弟やその奥さんやらが慌てふためく頃、高名な占い師であり公安の人間でもあるウーフェンが、ラウを逮捕するために、ファオラ家に乗り込んでくる&タオも一緒に乗り込んでくる。驚くシャオラ。
    何故なら双子の兄妹であるシャオラとタオは14年前、ラウの占いの結果によって生き別れ、タオは死んだはずなのだった…。

    ふたりの感動の再会を目にし、腹を立てたラウはファオラを人質にとり、ファオラの首筋にナイフをあてる。そして襲いかかってくるウーフェンに対しナイフを振りかざし、ついでに(?)タオを刺す。

    一方、ファオラ家の召使アンジゥは自分のお腹のなかには、メイシャンと交わった子どもがいると告白。毒薬を口にしたメイリンが、その後口にしたのは解毒剤だったのか、そうではなかったのか、シャオラの弟と弟の奥さん(医者)は揉めるが結局ウヤムヤになる。

    最後、意識が遠のくタオとシャオラが闇のなかで抱き合うシーンは美しく幻想的だった。

    あと、かなり省略して書いてしまったが、物語の半分くらいはワンとその仲間たち、途中参加するタオとの珍道中だったり、14年前のファラオ家を回想をしたりするけれども、ワンと仲間たちは非常にコミカルなキャラクターで回想シーンにもしっかりツッコミを入れるため、非常にテンポがスロウリィ…。終盤は驚くほどの速さで話が展開するが、ちょっと急ぎ過ぎてしまったかな、という感じも・・・。もしも前半からサスペンスフルなタッチを意識してタイトに進めていたならば、かなり印象が違っていたようにおもう。

    また、国家レベルの陰謀については最後のほうにちょこちょこっとそれらしい言葉が出て来たが、国家繁栄=子孫繁栄などという関係性がなかったため、ちょっと後付け感があり…。いっそのこと、陰謀か、愛情かどちらかひとつに的を絞り、双子をモチーフとしてとり込むと、ボリューム感は減るものの、各々の心理描写にあてる時間配分を増量せざるを得ない状況に陥るはず。

    最後にもう一点。意味深な公演タイトルはとても好きだったのだが、片目=義眼=眼帯だったのは、なんだかちょっと勿体ない気がした。
  • 満足度★★

    ぼんやりしました
    ストーリーもキャラクターも
    ちょっとブレていてぼんやりしてしまった気がします。

    ネタバレBOX

    ストーリーは
    「実は~でした」みたいなモノが多すぎて、どこで驚けば良いか分からなくなりました。

    キャラクターもボケたりつっこんだりするとキャラが全員同じになってしまうので、ぼんやりしてしまいました。

    あと、中国人の名前が覚えづらいのもあったかと思います。
    名前を言ってるけど、誰の事やら。


    チャイナ服は美しいと思えたけど、コーディネイトがイマイチだった。

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