イリアス 公演情報 イリアス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    内野聖陽氏×栗山民也氏
    「イリアス」は世界最古の物語で、
    長く「声と言葉」で語り継がれてきた口承文学なんだとか。
    神のいたずらで戦いがおこる。人間の戦いに神が介入する。
    神々と人間がいっしょにいたころの壮大なお話。

    日本では木内宏昌氏脚本と栗山民也氏演出によって初舞台化。
    一年前に観た、内野聖陽氏×栗山民也氏演出のBLACKBIRDが
    すごく良かったので、今回「イリアス」も観に行った。

    内野聖陽氏は力強く、そして苦悩に満ちた
    女神から生まれた英雄・アキレウスを演じていた。

    今回の舞台、新妻聖子さんの歌がすばらしい。
    なんていい声なんだろう。天に突き抜けるような神々しい歌声。
    そして生オケのバイオリンがものすごく良かった。
    馬渕英俚可さん、チョウソンハ氏も良かった。

    ただ途中、かなり眠くなってしまった。

  • 満足度★★★★

    重厚長大にたっぷり浸る
    この人数で、壮大なスケールの物語を演じる凄さ。
    このメンバーだからこそできる。
    この人数だから熱いというか、熱っ苦しい(笑)のが丁度いい具合になっているのかも。

    ネタバレBOX

    「戦い」と「運命」の物語。
    「なぜ戦うのか」が麻痺してしまった10年戦争の幕切れが舞台。

    台詞だけで戦場を見せる。ただし、そこには戦いの、ヒロイックさとカタルシスが快感としてだけ存在する。

    しかし、その戦いが、個人のところに降りてきて、はじめて「血」が匂い、感情がほとばしる。
    そこが物語の本質である。

    会話というより、モノローグのようで、詩編のような台詞が、壮大な物語を形づくり、さらに役者の肉体がそれを支える。

    肉体の、命の、そんなありようが、広い舞台の上から感じられた。

    内野聖陽さんの、肉体を誇示するような熱さがとてもいい。また、平幹二朗さんが、いつもながらあまりにもカッコいい。大きな舞台が似合う。後半での、彼の慟哭は胸に響いた。
    また、新妻聖子さんの歌というか声が素晴らしい。男たちの肉体と台詞のぶつかり合いに声で広がりを見せてくれた。いろいろな役を担った女性たちの歌もよかった。そして、チョウソンハさんの、特に後半の動きがとにかく美しい。

    さらに、金子飛鳥さんの曲と生演奏が演出の効果を増していた。

    私の観た日は、3回のカーテンコールで、スタンディングもあった。内野さんファン多いんだろうなぁと実感したのだった。
  • 満足度★★★★★

    馬渕英俚可めあて,新妻聖子も。3000年前から語り継がれた壮大な最古の叙事詩の初舞台化!
    3000年前、神々と人間が共存していたころの話。
    やがて、「トロイの木馬」によって、神をも欺くようになってから
    神とも決別し、共に生きることができなくなっていく…。

    何千人の合戦を十数名で演じるというイメージの壮大さ。
    (なんか「銀河英雄伝説」を連想してしまった^^;)
    神と人間の関係。
    基本的には、人間は今も変わっていないという驚き。
    壮大な物語と、それに挑戦する俳優さんたちとスタッフにも感動しました。

    堂々と凛として演じる馬渕英俚可さん、すごいです。観て良かった!
    歌う巫女のような新妻聖子さんも。
    内野聖陽さんのパワーも、殺陣も圧巻。(二幕で一転する性格も。)

  • 満足度★★★

    期待し過ぎていたのかも
    いい俳優さんばかりなのでその点では見ごたえがあるものの、舞台としてはいまひとつ。もととなった叙情詩は有名なのでしょうけども、台本に起こし構成された結果があれでは勿体無いです。期待が過ぎたのかも。

    ネタバレBOX

    1対1の対決は、かなり頑張ってて、気迫がこめられてました。
  • 満足度★★★★

    骨太でした
    骨太だった。声もそうだし、身体の説得力も必要で、どちらの点においてもみなさんさすが。終ると呼吸を持ってかれてたことに気付く、そんなパワーのあるお芝居。ただ、ちょっと長く感じたかな。

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