演劇

木下順二追悼公演

山脈(やまなみ)

実演鑑賞

東京演劇アンサンブル

シアターX(東京都)

他劇場あり:

2010/03/30 (火) ~ 2010/03/31 (水) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/yamanami/

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
敗戦の年1945年3月、村上たまと嫁のとし子が東京から信州の山村に疎開してくる。たまの長男省一は出征しており、親友の山田が手配してくれたのだった。ふたりは百姓の松原太一の家の「隠居屋」と呼ばれる離れに住むことになる。太一の長男富吉も戦争へ行っており、家には太一の妻ミツと嫁のきぬ、それに太一の娘...

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公演詳細

期間 2010/03/30 (火) ~ 2010/03/31 (水)
劇場 シアターX
出演 志賀澤子、久我あゆみ、尾崎太郎、公家義徳、浅井純彦、原口久美子、松本暁太郎、町田聡子、木戸真紗美、竹口範顕、熊谷宏平
脚本 木下順二
演出 入江洋佑
料金(1枚あたり) 3,500円 ~ 5,000円
【発売日】
全席自由

当日=5,000円

前売/一般=4,500円 前売/学生=3,500円
公式/劇場サイト

http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/yamanami/

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
説明 敗戦の年1945年3月、村上たまと嫁のとし子が東京から信州の山村に疎開してくる。たまの長男省一は出征しており、親友の山田が手配してくれたのだった。ふたりは百姓の松原太一の家の「隠居屋」と呼ばれる離れに住むことになる。太一の長男富吉も戦争へ行っており、家には太一の妻ミツと嫁のきぬ、それに太一の娘のよし江が残り、空襲とは縁遠い村の暮しを営んでいる。
 山田ととし子は省一の出征後に恋に落ちた。山田には妻子がある。誰もふたりの関係を知る者はいない。とし子は離婚して実家に戻り山田との関係を築きたいと願ってはいるが、たまを置いて出ることも戦地にいる夫を捨てることもできない。山田は、純朴な妻に何も言いだせず、また自分にいつ赤紙が来るかもわからない状況のなか何も決断できずに、結局は恋人の安全と安心を願って疎開させたというわけだ。とし子は、明日をも知れない状況ならばせめて自分の心のままに生きたいと願い、その思いを山田にぶつけるが、ふたりはいま他の道を選ぶことができない。
 山田は農村経済を専門にしている研究者だが、自分のやり方では問題を明らかにすることはできても解決はできないこと、そこから人間や人間の暮らしが抜け落ちてしまうことに悩んでいる。これを打開するためには農村の実態調査が必要なのかもしれない。とし子はせめて山田とのつながりを持ちつづけたいと、この疎開先の人たちから農村の慣習や日常のこまごまとしたことを聞き書きしたノートをとりつづける。
 そんななか、よし江の許婚にも赤紙が来る。原山という役所の兵事を扱う男がその報せを持ってくる。百姓を継がなければならず、上の学校へも上がれず、毎日同じ作業の繰り返しの農業に飽き足らずにいた原山にとって、国の役にたって働くことが今や生きがいだと言う。しかし戦況は悪化している。
 数ヵ月後、省一の戦死の報せが届く。初七日の夜、再び山田が現われる。山田にもとうとう赤紙が来たのだ。とし子に会って、そのまま広島で入隊だと言う。東京大空襲で唯一の肉親である父親を亡くし、省一も死んだいま、例え30時間でも山田と一緒に過ごしたい、ともに広島に行く、ととし子は山田に告げるのだが……。
 敗戦。「隠居屋」にはいまは太一夫婦が住み、大家には復員した長男富吉ときぬが住んでいる。戦争で荒れた心を抱えた富吉は、農作業もおざなりで闇商売に走っている。そこへ駆け落ちしたとし子がやって来る……。
その他注意事項
スタッフ 音楽 林光

装置・美術 岡島茂夫

照明 大鷲良一

効果 田村 悳

衣裳 清野 佳苗

舞台監督 三木元太

制作 小森明子 太田昭 


[情報提供] 2010/03/08 22:32 by きゃる

[最終更新] 2010/03/26 11:39 by きゃる

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