存在の深き眠り 公演情報 存在の深き眠り」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    観てきました!
    解離性同一性障害(多重人格障害)を取り扱うのは難しいですね。

    三田村邦彦さんの二役切り替えはコミカルではありましたが、ちょっと軽薄にも思えました。

    ネタバレBOX

    実際にそのような人を見たこともありませんし、最近もブレーキが利かなかったと嘘を付いた人がいたように、解離性同一性障害の存在自体が疑われることもあります。そういう人が本当にいるんだと意識して見始めないといけません。

    青江三奈の「あなたがもうひとりいればいい」という曲が開演時、ダンスの時などに流れていました。横浜での舞台なので伊勢佐木町ブルースの青江三奈の曲を使ったのかなと思いましたが、今調べたらジェームス三木さんご自身の作詞だったので使ったのですね。

    歌詞はなんとなくストーリーに合っているようにも思えましたが、曲の感じが暗く、今一合っていませんでした。音楽にお金を掛けないというか、劇作家にお金が入るようしたということでしょうか。何かもっといい曲があったろうにと思いました。

    青江さんの曲のせいもあってか、時代が不明でした。診療室にはパソコンもなく、昭和として描いたのでしょうか?ランドマークホール(ランドマークタワー)でやるお芝居です。現在を描いてほしいですね。

    別人格直美が診療室の棚にあるブランデーを要求したとき、医者が「奢ってあげよう」と言いましたが、違和感を覚えました。

    奢るというのは、相手のために第三者にお金を払うことです。相手のために自分の食料を提供するときは、「ご馳走してあげよう」とか他の言い方が適切ではないかと思いました。

    裁判で解離性同一性障害を正面から取り上げるのかと思ったら正当防衛で処理して、ちょっと安易。

    直美に会う方法も医者が酔っ払うこととはちょっと陳腐と感じました。

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