満足度★★★★
飽食時代版!疾走感溢れる、瑞々しい作品
登録なかったんで、自分で登録してみたら
カテゴリを間違えてしまいました。普通の小劇場の
ストリートプレイです。
家の、すぐ近所にある劇場で気にはなっていたんだけど
これまでチャラチャラした作品(のように見えるポスター)ばかりで
なかなか行く機会がなかった。
今回は、何気にシックでモノトーン、しかも「メロス!?」って
感じで、足を運びました。
いやぁ
最近、手垢のついた作品の観劇ばかりだっかこともあって
いやぁ新鮮新鮮、なんていうか
出演者達の熱意と清潔感と疾走感が溢れていて、とても
瑞々しい。
これは密接な距離感の空間だから感じる事と思う。
台詞を噛もうが、棒読みだろうが、演技が一本調子だろうが
学芸会的であろうが、
「お芝居が好きです」ってパワーが観客に吸引力を与えるんだよね。
もちろん、映画並みのチケット代金で、小さい空間だから
思える気持ちなんだけど。
(商業演劇は、それじゃ全くダメ!)
作品的には星3つなんだけど、そんな純粋さにおまけして
星4つにしました。
太宰治と夏目漱石、
2つの話を合体させた発想は、素晴らしい。
こんなにリンクするとは思わなかった。
あとは脚本さえ、こなれれば、コクーンで上演しても
おかしくないと思う。
脚本、演出は、全体で目を通してもらえれば更に
もっと良くなると思う。是非、改訂して
また高円寺で再演して下さい。