ノーマ・ジーンとマリリン・モンロー 公演情報 ノーマ・ジーンとマリリン・モンロー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.5
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  • 満足度★★★

    観てきました!
    以前、剣幸さんの一人芝居として演じられたことがあったそうです。さもありなん。

    ネタバレBOX

    ノーマ・ジーン(本名)が親戚の子と遊んだ少女時代から、マリリン・モンローとして36歳で亡くなるまでを、ピアノの生演奏に合わせて、歌を中心に進行していく物語。

    剣幸さんの歌唱力とダンス力は素晴らしく、男優陣は刺身の褄、ジョー・ディマジオ、アーサー・ミラー、JFKたちがそこにいることを示すだけのものでした。

    ピアノは流石でした。

    JFKとの関係は、愛人としては描かれていませんでした。モンローが大統領の誕生会で失態を演じたという風に描かれていました。
  • 満足度★★

    剣幸のワンマンショー
    剣幸ほどマリリンを演じて違和感が浮き出る女優も少ないと感じた。どちらかというとマリリンはバカっぽい。胸が大きくてセックスアピールの強い女性ってバカっぽいよね?良かった!胸ちいさくて。笑
    反して剣幸は端正な顔立ちで知的な美人だ。化粧もマリリンほど濃くない。
    物語の半分を歌で占め、ダンスは殆どない。

    だから小劇団マニアには少々物足りない芝居だった。
    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    とにかく観客は剣幸ファンが多い。剣幸が歌えば拍手、踊れば手拍子、はたまたちょっとのセリフで頷く。(・・)(。。)(・・)(。。)うんうん・・と。(苦笑!)

    実はワタクシはマリリンを良く知らない。彼女の映画も観たことはないし、知ってるのは空気溝の上に立ったマリリンのスカートがめくれるシーンのCMと、アメリカ大統領の誕生日に歌うシーンだけだ。勿論、マリリンの噂をする友人も居ない。マリリンは時代とともに完璧に風化してるのかも知れない。だからひじょうに興味はあったのだけれど、この物語から受けた印象はマリリンっていう人は物凄く虫のいいやつだった。ということだ。笑

    私生児として生まれたノーマは母が精神病院に入院している理由で孤児院で育つ。その後、親戚をたらいまわしにされながら成人し結婚するも、いつしか女優として有名になりたい、多くの人に愛されたいとアメリカンドリームを夢見て、その夢の為に夫に離婚を申し出る。その後、ノーマは成功しマリリンとして、まさにアメリカンドリームを手に入れ、夢は叶ったのだった。この夢を実現するためにマリリンは多くの男に抱かれる。そこに愛がなくても野望の為に抱かれたのだ。

    ところが夢が叶うと今度は多くの人から愛されたいと願って止まなかった夢が自分の本来望んでいたものは真実の愛なのだ。たった一人の人から愛されたいのだと渇望するようにもなる。

    「じゃあ、女優を辞めて普通の女に戻りなよ。」なんてワタクシは思うのだが、そこはおバカで野心家のマリリン。両方欲しいのだった。恋も欲しい。仕事も欲しい。誰からも愛されたいという業の塊のようなマリリンの元から男たちは去っていく。当然だと思った。男性側から見れば結婚という形態は妻が欲しいのであって家事もせず常に男の匂いをさせてる女優と暮らしたいわけではないのだ。

    しか~し、マリリンは嘆く「夢が叶うたびに誰かが居なくなる。たった一つの愛も素敵だけど、大勢の皆からも愛されたいの。」こう、逃げた男の幻影を見つめながらひとりつぶやく。

    つまりだ。あれもこれもそれも欲しかったマリリンは薬漬けになって死んだのだけれど、はっきりいって、「何だよソレ。」と思った。容赦のない渇望に自分自身の身動きがとれなくなって死んだようなものだ。

    これらを歌中心に淡々とストーリー仕立てした薄っぺらな芝居だったから、何をかくそう、つまらなかったのだった。結局薬局、「たった一つの愛も素敵だけど、大勢の皆からも愛されたいの。」と言ったマリリンはたった一つの愛も自ら手放して、瞬間的には皆からも愛されたけれど、民衆の愛なんて薄っぺらなんだよね。。

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