満足度★★★
バックステージものの佳篇フランスの現代作家によるウェルメイド・プレイ。野暮ったいデザインのホームページとちらし、そこに掲載されたヘンに力の入った修辞的自賛の文章ゆえに、全く期待しないで見に行ったのだが、非常によくできた脚本だった。いわゆるバックステージ物。ベテランの有名女優の一見傲慢不遜な言動から、舞台俳優の哲学、その使命、本質がじわじわと浮かび上がってくる。パリの小さな私立の劇場などでロングラン上演されていそうな端正さと穏やかな優しさに満ちた作品だった。
ネタバレBOX
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2007/04/12 22:10
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