ちょっとまんちゅりあ、ごはんですよ 公演情報 ちょっとまんちゅりあ、ごはんですよ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    両義の狭間でゆらぐ
    楽日再見。欲求不満の不能者あるいは禁欲者にして模範囚となった偽国王。生存説が跡を絶たない芸能スタアまがいの処刑された策謀家。裏切り者のオトコ女。

    ネタバレBOX

    まずは、国家と国家の境界線上にあって、利用された・あるいは自分で演じた、二人の実像と影の部分一端を描いた劇だろう。
    1920/1930年代の日本でも行われていた大衆のイメージ操作/あるいは大衆の欲望の図像化。一方的にどうこう云えない鏡像関係にあるというのが、現在の通説らしい。

    真ん中辺で登場する満州の鶴?朱鷺?ニッポニアニッポンを花上直人さんが踊るのだが、楽日では先鋭的な気配が強かった。コンチネンタルタンゴに乗ってようやく満足に動ける、ヨタヨタの盲目の生物。蓄音機が奏でるノスタルジアをよすがに生きているのか。あるいは、音楽が無いと舞えない高度に文化的な衰退した生物なのか。

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