『ピーチの果て、ビーチのアビス、つまりはノーサイド』R-18 公演情報 『ピーチの果て、ビーチのアビス、つまりはノーサイド』R-18」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    刺激が強い舞台で、見終わった後しばらく言葉が出なかった。女優さんの覚悟を見た。みんな綺麗だった

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。と言っても万人受けするかは別。
    師走の時期、心温まる内容を欲するところであるが、この物語は真逆と言っていい、典型的なノワール劇である。

    狂愛と再生の三部作、その第三弾と銘打っているが、一般的な男女における恋愛とは違い、主人公の生い立ち、その童貞いや道程を切ないほど描いた愛憎劇である。そう身近にいる女といえば「母」である。その愛情が十分に受けられず、その結果 裏返しの感情…憎悪が芽生える。
    成人し女性遍歴を重ねることで自分本位で歪んだ愛情表現と性癖が…。表層的には救いの無いような展開であるが、実は身近(バイトの後輩で後に正社員になり立場が逆転)なところで愛を育み幸せを築いている、そんな光景を隣り合わせに観せる巧さ。それによって、物語のような「愛情表現」は皆無ではなく、むしろ特別な偏愛としてあり得るという存在感を観せつける。

    この公演は、けっして後味がよいとは言えないが、逆にそれだけ心に強い興奮と刺激、そして印象に残る作品になっている。ぜひ その衝撃を小劇場で…。
    (上演時間1時間55分 途中休憩なし)【Bチーム】

    ネタバレBOX

    全体的に妖しい雰囲気、それは いくつかある台座のようなモノの天板部分が赤色、組み合わせによってベットになり刺激的な行為を演じる。また幾体かのマネキン、それを過激に弄ることで苛め虐待を表現する。ハイヒールが一足。上演前は波の音、心の漣のようにも思える。

    物語は、日本人の父とフィリピン人の母の子・山越陣(鈴木研サン)が主人公。今は地方でバイト生活をしている。幼い頃、父は働かず、母は夜の仕事へ。父の日常的な虐待、母はそれを見て見ぬふり 育児放棄同然の暮らし。
    冒頭、地方でバイトをしているが、どこか無目的で怠惰な様子、そして後輩との談笑に小さな優越感に浸っているような。25歳の時、SNSで東京に住んでいる女子大生と知り合い、たまに上京してデートをする。当初は純粋に付き合っていたが、だんだんと彼女を束縛し始める。彼女は何不自由なく生きており、陣は 環境や境遇の違いに苛立ちを覚える。いつの間にか自分と同じような惨めで不幸な思いをさせることで得られる快感に喜びを見出しているような。

    また 泡嬢、不倫している女との関係など、爛れた情景を描くことで愛と欲の多情性を観せる。必ずしも相思相愛などではなく、どこか歪んで危険な匂いがする。そこに男の滅びの美学ならぬ爛れた美学が跋扈しているようだ。苛立ち、不安、焦燥といった表現し難い感情を実に上手く表現する。貧乏ゆすり、床を踏み鳴らす、大声で怒鳴るなど、直接 肌に伝わる。そのリアルな情況が圧倒的な存在感となって立ち上がる。
    🔞ゆえ舞台としては過激な性描写であるが、そこには鬱屈した男であり1人の人間の本能が剥き出しになっている。境遇の違い、幸せすぎる相手を自分側の世界に引き込む身勝手さ、理屈では許されないだろうが、偽りなき感情(本音)として迫ってくる。何となく痛々しくも瑞々しい感性と圧倒的な構成力と演技力に観入ってしまう。役者陣は文字通り体当たりの熱演で、ダークで魅惑的な世界へグイグイと誘う。

    歪んだ愛ゆえの結末、欲望の果てに得たモノはなんだったのか。ラスト、性行為の中で叫ぶ女性、異常な体験に歓喜する姿に本性が垣間見えたような気がした。そう異常の中に普段得られない高揚感、満足感が潜んでいるのだと。肉体のぶつかり合いというか交わり(愛)合いで、記憶に残る青春残酷物語を観たよう。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    自由席なら1番前を確保するところですが、指定席だったので、サンモールスタジオでは滅多に座らない最後列でした。おかげで冷静に見ていられた気もします。
    既視感のあるストーリーでしたが、どう見せるかがキ上の空論さんの真骨頂というところでしょうか。こういうお話を見ると「なんとかしてあげられないのか」と思ってしまいます。
    盗撮騒ぎもあったと聞きました。R-18という指定だとそういう輩も来てしまうのかな。難しいところですね。
    次回も期待します。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    今回もまたヘビーな内容。そうか病気か〜、すごい重いパンチを喰らった気分。キ上のピーチ公演、カロリー高すぎ。4時間分くらいにどっと疲れた。そしてなんでこうもタイムリーなことになるんだろう、笑った。ああ23000円。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Bチームを観劇
    後ろの席の方が段差があって観やすいが
    それでも前の人の頭で見えない部分はある。

    Aチームの時の席は前列の人の頭しか見えない状況だったので
    今回は、細かい演技や表情、何をやっているのかわからなかった部分が明確になり
    普通に観劇できたことに感謝したい気分になった。

    沖縄に行ってた母親が何日後に戻ったという台詞がなかったような気が…、Aチームは見えない分、セリフに集中できたから今回は聴き逃したのかな。
    AとBで演者さんが変わると雰囲気がこうも変わるとはおもしろい。

    できることなら、Aチームを再度、普通に観たかった。

    盗撮している人が捕まったらしいが
    狂気の世界観は舞台の中だけにして現実は
    ルールを守って欲しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    Aチーム観劇
    実際にお客が座って舞台がどう見えるかを想定した座席配置にしているのだろうか?

    私が座ったB列は段差がほぼなく
    椅子をずらしていないので前の人の頭しか見えない
    状態がほとんどでした。

    B列の隣の人も同様らしくその人は
    頭を左右に揺らして必死に見ようとしていたため
    デンプシーロールのように身体や頭を動かしていて
    芝居に集中できない状況だったのが残念。

    前の席の頭と頭の間から見える部分的な演技では
    情報量が少なく物足りなかった。

    座席間の間隔がなく隣の人と密着状態
    観客へのコロナ対策の配慮がなく非常に残念でした。

    舞台が見えなかったという理由だけで評価を下げるのは違うと思い
    音声だけでも迫力は伝わるいい舞台だったので星3個に変更しました。
    こういう舞台をやってくれる貴重な劇団なので応援はしたいです。

    次回があるなら整理番号順の自由席にして欲しいです。
    発売日にチケットを購入して前の人の頭だけしか見れないのは悲しいので。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/12/18 (日) 13:00

    Bチームを観劇。
    演者が替わって多少印象が変わり、言葉の力を強く感じた。
    前の人の頭で大きく視野が遮られてしまったのは残念でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/12/17 (土) 13:00

    Aチームを観劇。
    狂愛を強く感じる作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    観ていてのめり込みはするのだけど平凡さは拭えず、過剰とも思える演出は逆にさめるな

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