満足度★★★
すごい舞台でした
舞台セットがすごい、登場人物もすごい、ストーリーもすごい、けれど展開が速いせいか早々とストーリーについていかれなくなりました。観客は舞台は1度しか観ないのだということを知ってください。
満足度★★★★
人生は、ライク・ア・ローリング・ストーン。
とりあえず、周囲にいるひとたちに合わせて適当に笑ったり、相槌うったり、時々ジョークなんか飛ばしておけば避難される機会から逃れられることだろう。社会人たるもの顔で笑って心で泣け。的な教訓は美徳として脈々と受け継がれていると思しき今日において、そのようになれない者はおはじきみたいにはじかれて組織の枠からいとも簡単にあぶれてしまう。
普通に暮らす。って、まともになる。ってどういうことなのさ。とつくづくおもう。
この物語の主人公は、苦虫を噛むように押しだまって黙々と何でもない毎日を消化していく忍耐があるだけの、しかし曜日感覚が欠落してしまった類の若者で、周囲は彼の気持ちなどお構いなしに好き勝手にやりたい放題、身も蓋もないオチも微妙でくだらないジョークがマシンガンのようにぶっ飛んでくる。両者のテンションの温度差がものすごい。
相手の立場になって物事を考える、という人間の初歩的なことがすっかり抜け落ちていて感心する。惨たらしいテロリズムだった!