源八橋西詰 公演情報 源八橋西詰」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★★

    3人の哀しい物語と生ギター
     3人それぞれが、始めの想いの方向が変わっても、変えても、
    守りたい、作りたい、売れ続けたい、
    きちがい屋、看板女優、童話作家が、
    自分を納得させて、我慢して、以前と同じ事やないか、
    四つ辻に立って悪魔に魂を売るとは、そう言うことか。
    始めの想いがどんどん擦り替えられる、自ら変えてしまう
    それは日常当たり前にあると思う、だから余計に、とても寂しく感じました、
    ハッピィエンドな所も欲しいですが物語が変ってしまいます。

    とうやま優子さん、とても魅力的な役者さんです、ハッピィエンドなお芝居でも観てみたい。

    ネタバレBOX

     きちがい屋
    犯行を認めた容疑者が、きちがい屋と話をして無罪になる為に2重人格者になろうとする、少しづつ、生きる事への執着が出て、無感情な人間に人間らしさが出てくるが、判決は死刑、それでも人間らしくなってよかったと思う。
    きちがい屋は自分を納得させて、きちがい屋を続けていく。

     看板女優、
    お笑い路線へ変更、TVの話も来る、方向が違うそれでも我慢して続ける、
    無理なチケット販売より、客寄せパンダの方が良いとも思う。

     童話作家
    二人で作っていたが相棒が事故で入院、同じ病院の少女の話を盗作する、一人で創作出来ない、売れ続けたい、創作者ではなくなる、もともと一人では出来ないので以前と同じ事やないか、そして相棒のことは気にならなくなる。
    少女の童話は、少年が醜い河童ミイラになり、生前にいじめていた女の子に抱きしめもらえば天国に行ける、女の子に気に入られたいから自分を傷つけて粉に成るくらい傷付けて、自分の涙で普通の河童になってから抱きしめられても意味が無い、醜い姿で抱きしめて欲しい、
    それは、天国へ行く為なのか、女の子が好きで醜い姿で抱きしめて欲しい。に変ったのではないか。

    3人話は、とても寂しい、童話の物語は切なさで一杯。

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