演劇

百年前、アメリカでもっとも人気のあった日本を、知っていますか?

演劇

ハシムラ東郷

百年前、アメリカでもっとも人気のあった日本を、知っていますか?

実演鑑賞

燐光群

AI・HALL(兵庫県)

他劇場あり:

2009/12/22 (火) ~ 2009/12/24 (木) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://www.alles.or.jp/~rinkogun/hashimuratogo3.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
ハシムラ東郷 1907年、デビュー。日本人学僕(Japanese schoolboy)にして、人気コラムニスト。


マーク・トウェインにも絶賛された。その姿は数々の挿絵に描かれ、幾つもの亜流を生んだ。

≪企画書より≫

百年前、アメリカでもっとも有名な「日本人」は誰だったか。...

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公演詳細

期間 2009/12/22 (火) ~ 2009/12/24 (木)
劇場 AI・HALL
出演 田岡美也子平栗あつみ植野葉子中山マリ鴨川てんし川中健次郎猪熊恒和大西孝洋樋尾麻衣子杉山英之安仁屋美峰伊勢谷能宣いずかしゆうすけ西川大輔武山尚史鈴木陽介矢部久美子渡辺文香横山展子根兵さやか橋本浩明
脚本 坂手洋二
演出 坂手洋二
料金(1枚あたり) 2,000円 ~ 6,600円
【発売日】
全席指定

前売3,600円 ペア6,600円(前売・予約のみ) 当日4,000円

大学・専門学校生3,000円 高校生以下2,000円

(学生券は前売・当日共通料金 劇団及びAI・HALL扱いのみ 要学生証提示)
公式/劇場サイト

http://www.alles.or.jp/~rinkogun/hashimuratogo3.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
説明 ハシムラ東郷 1907年、デビュー。日本人学僕(Japanese schoolboy)にして、人気コラムニスト。


マーク・トウェインにも絶賛された。その姿は数々の挿絵に描かれ、幾つもの亜流を生んだ。

≪企画書より≫

百年前、アメリカでもっとも有名な「日本人」は誰だったか。おそらくそれは、「ハシムラ東郷」というコラムニストである。主要な新聞雑誌に辛口のアメリカ文明批評を書き、ハリウッド映画の主人公にもなった。20世紀前半の数十年間、多くの米国人に愛され、日本との開戦からは憎まれ、戦後は忘れられ、米文学史の中で顧みられることもなかった。


ハシムラ東郷が登場したのは1907年、ニューヨークの週刊誌「コリエーズ」への投稿の形を取ったコラム「日本人学僕の手紙」。登場以来30年あまり、永遠に35歳の日本人学僕(苦学生兼家内使用人)として、「グッド・ハウスキーピング」などアメリカの主要な新聞雑誌にコラムを書き綴った。


背景には、日本ではインテリ・上流階級でも、アメリカでは「メード」のようにして生きなければならない日本人留学生たちの姿があった。連載は、わざと誤字脱字、誤訳、誤読、時代錯誤を織り交ぜ、とんちんかんな東郷を笑う米国社会そのものが逆に批判され、からかいの対象になった。「職業」柄、東郷は白人中産階級の女性たちと関わり、「問題ありの使用人」という道化師的な仮面の下から、雇い主の主婦層のみならず、家政学を通した鋭敏な社会批判を繰り広げた。笑いの中に、辛口のアメリカ文化批評が展開された。


連載開始から半年後、白人作家のウォラス・アーウィンが、「ハシムラ東郷」の名で作品を書いているのは自分だと公表した。正体がわかっても人気は衰えなかった。作家マーク・トウェインがこの連載を激賞、1917年には日本人俳優・早川雪洲主演でハリウッド映画「ハシムラ・トーゴー」が作られた。


コラムには東郷自身の容姿についての記述がないが、多くのイラストレーターが個別の東郷像を描いた。「吊り目で出っ歯で丸眼鏡」「自分の価値観を曲げない、卑屈であるが傲慢」といった典型的な日本人観はここから生まれたとされている。


「ハシムラ東郷」については慶応大学文学部の宇沢美子教授が研究を重ねてきており、2008年10月、著書「ハシムラ東郷」(東京大学出版会)にまとめ、読書界の話題をさらった。宇沢氏と親交のある坂手洋二は、出版以前からこの研究に興味を持ち、劇の構想を暖めていた。平野共余子がアメリカで発表した論文をもとにした『天皇と接吻』(2000年 読売演劇大賞優秀作品賞・最優秀演出家賞)に続く、日米関係の学究に基づく劇である。


本作は「ハシムラ東郷」という存在を通して、日本とアメリカの歴史の深層、西洋社会から見た日本人像の根拠についてなど、「現代」の視点も織り交ぜながら描く。ドキュメンタリー・ドラマであり、同時に、様々な現場で生きる「ハシムラ東郷」的な存在の日本人の姿を描く、独自のストーリーを展開していく。

今年にオープンした座・高円寺の「秋の劇場11 日本劇作家協会プログラム」としての上演となります。アメリカによる日本人観の歴史というテーマに関連したアフタートークを行う予定があります。



「出っ歯に吊り目に丸眼鏡」という日本人像の原型となったとされている。





終戦直後のGHQの検閲と日本の映画人群像を描いた『天皇と接吻』から、十年。


日米関係史の深層を新たな視点から描く、待望の新作。




この作品は宇沢美子著「ハシムラ東郷 イエローフェイスのアメリカ異人伝」(東京大学出版会)に着想を得ました。
その他注意事項 12月19・20日の福岡イムズホールでの公演は、イムズパフォーミングアーツ09 Vol.10として開催されます。12月20日終演後には、坂手洋二氏と大塚ムネト氏(ギンギラ太陽's主宰 劇作家・演出家・役者・造形師)によるアフタートークが行われ、19日・20日の公演チケットをお持ちの方にご入場いただけます。(満席の場合、入場を制限させていただく場合がございます。)
スタッフ < スタッフ >

美術○島次郎

照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)

音響○島猛(ステージオフィス)

衣裳○宮本宣子 

舞台監督○森下紀彦

演出助手○城田美樹 

宣伝意匠○高崎勝也 

文芸助手○久保志乃ぶ・清水弥生 

協力○グループ る・ばる エム・カンパニー 円企画 TPT

Company Staff○桐畑理佳 国光千世 向井孝成 宮島千栄 村松みさき 秋葉ヨリエ 内海常葉

制作○古元道広・近藤順子


提携○座・高円寺 / NPO法人劇場創造ネットワーク

後援○杉並区 杉並区文化協会

平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)

[情報提供] 2009/10/04 17:41 by mk

[最終更新] 2010/01/05 14:30 by こりっち管理人

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この公演に携わっているメンバー1

たまき@仙台

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