満足度★
期待ハズレ
よかったのはアフタートークだけ。
後照明の使い方、独特な台詞回し、人の入れ代わり、舞台の見せ方。ちょっとしか続かなかったけどテンポ
つうかセリフ忘れるなよ
集中切れるし、リズムが崩れてた。
多分演出家と役者陣の考えが合ってないと思った
不本意な観劇
学習院女子大学が学園祭の時期に、「感劇市場」と銘打って行っている演劇祭。知ったのは一昨年で、その後2、3度来たことがある。今年はあまり食指の動く演目がないので、見るのはこの日の公演だけ。
ブレヒトの作品を劇団柿喰う客の中屋敷法仁が演出するというのに興味を持って出かけたのだが、ブレヒト作品の異化効果よりも、薄暗い照明による催眠効果にやられてしまうという体たらくだった。
黒装束の若い女性が7名、くノ一忍者軍団と呼びたくなるいでたちで登場。演じるのは大学の舞台芸術部の学生たち。明かりの消えた暗い舞台に、変化するスポット照明が当たる中で、出ずっぱりの7人がダンスめいた動きとコーラスめいた台詞回しで、ブレヒトの初期短編戯曲「闇の光」を演じ語るというもの。
上演時間は40分ほど。売春と性病を当時の社会問題として取り上げたような内容だったと思うが、なにしろ途中で意識が遠のいてしまったのでその辺は責任がもてない。
ブレヒトの作品については「異化効果」ということがよくいわれるが、この言葉の意味が未だによくわからず、できればこの芝居でそのヒントでも得られればと思っていたのだが、残念ながらそれもかなわなかった。