御霊祭御祭騒【トリプルキャスト公演】 公演情報 御霊祭御祭騒【トリプルキャスト公演】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    観劇記録
    やりたい放題。ちらかすというレベルではない。

  • 満足度★★★★★

    狂喜乱舞
    自分の出生時の因果か身籠った子供を出産する際に命を落とした少女が、現世に残した娘を心配してあの世を仕切る大僧正にすぐにでも転生することを願い出て…という物語、約60分という上演時間もあってか非常にシンプルかつストレートでわかりやすい物語をコテコテのアングラ風味にユーモアも添えて楽しく、アンケートで出演者・脚本・演出・音楽・照明など各項目とも選択肢の中の「狂喜乱舞」に○を付けてしまったくらいで。
    開場後、客席に入るとすでに牛頭・馬頭・鵙・鈴鬼なんてあの世の住人が舞台や客席にいて「お客様のお成~り~!」と迎えたり小芝居をしたりしており、石井主宰のユーモラスな前説を経て開幕すると、真っ暗な中、懐中電灯のみの照明からスタートするという。
    以降、少女をそそのかして実は自分が転生しようとする御祭男や、少女が転生する子供の親となるハズの少年と少女なども描きつつ、ラストは中央通路を舞台から客席後方に去る亡少女の図、そうか、あの通路は産道だったのね、みたいな。
    産道と言えば、胎児は産道を通る時にそれまでの記憶を失う、なんて台詞に夢野久作の「ドグラ・マグラ」を連想し(この頃多いな…)、衣裳・メイク(大僧正が特に○)などヴィジュアル面からは佐井好子(←本業はシンガー)の絵(イラスト?)も連想。
    また、その産道…いや通路際の比較的前方に座ったのでメガネをかけさせられたり膝に腰かけられたりして、それもまた楽しからずや。
    あと、終盤で流れる「とおりゃんせ」のロックバージョン(by Ray Ascroft)や、パなく降りしきる(←当たると痛いくらい:終演後に片付けるのはさぞや大仕事だろう(笑))紙吹雪&金銀モールも印象的。

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