ROOM 公演情報 ROOM」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    面白かったのですが
    説明文にあるように「一見、皮肉で辛口だけれどしばらくしてジーンワリ胸に沁みてくる・・・・」のを待っているのですが,一晩おいてもまだ沁みてきません。9つのストーリーはどれも面白かったのですが,長編ならばともかく,短編集だからこそ,もっともっと希望や救いが欲しかったような気がします。そういう意味では「れぷりかんとⅠ」「れぷりかんとⅡ」は良かったと思います。あと,しずくまち♭の舞台ではいつものことですが,生の音楽が素敵でした。

  • 満足度★★★★

    ありそうな情景
    短編9本を10分ずつ。短編はどれも特色があって秀逸。ありそうな物語と、どこか病んだ人達のダークな部分をも演出し、お見事!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    「あめあがりの夜にⅠ」
    とあるOLが仕事でのストレスをショコラ(犬)で癒す日の情景

    「刃物」
    夫婦の会話劇。若いころは楽しかった家庭も10年を過ぎてくると夫婦はお互いにギクシャクしてしまう。それは機械を動かしてるネジのようなものだ。経年とともにお互いを刃物でさしてもオカシクナイ状況だろうとお互いに察している。コミカルな会話劇の中に言い知れぬ恐さも潜む。ここでの菅野敬子の男装が素敵♪

    「れぷりかんとⅠ」
    等身大のゼンマイ仕掛けの蝋人形に自分の感情をぶつける女。彼女は売春婦だ。女の苦しみは美しくて可愛らしいれぷりかんとに偏屈な愛情を注ぐことで癒される。ここでの人形役がちっさくてキュート♪

    「透明なキリン男」
    夫婦が離婚する情景。男には常に寄り添って励ますキリンがいた。しかし、女にはこのキリンが見えない。どんな状況に陥ってもキリンは男を励まし膝枕もしてあげる。しかし、男はキリンがいるお陰で、自分で考えることが出来なくなってしまう。幼児化現象だ。笑  女は「いつも部屋の中には3人で暮らしてるような感覚になる、貴方と一緒にいると本来の私の大きさでいられない。」と言って家を出る。キリンは「僕が傍に居るから大丈夫さ!」と励ますも、男はやっと、幻想に気づく。

    「あねいもうと」
    姉は大学院を卒業して研究職につく。妹は姉のような取り得はないが、婚約して3年が経過する。お互いがお互いを意識しすぎて幸せを掴めない二人。

    「あめあがりの夜にⅡ」
    やたらと男に振られる女がいる。「愛してる」とか「好きだ」とか愛の言葉は惜しみなく言える女。しかし常に男に逃げられてしまう。彼女は男の自由を奪おうとしがちだからだ。しかし、女は男に逃げられてもそれほど悲しくはない。他の男を誘うだけだ。そう、女は誰も愛してなんかいない。自分も誰も。

    「れぷりかんとⅡ」
    売春婦は東京を離れることにした。今日は人形にお別れを言いに来たのだった。人形と決別し新たな自分を見つける為に旅立つ女。

    「あめあがりの夜にⅢ」
    父親が他界して残った母と娘の会話劇。娘と母の愚痴を直接相手にぶつけないで、タマ吉(猫)を介して文句を言いあう。笑

    「花」
    母親の葬式に、すでに他界してしまった父親の愛人がやってきた。しかし、「この人は貴女(妹)が思ってるような愛人ではない。」と、姉は言う。そして、「お父さんはお母さんに会う以前からこの人のお花の教室に通っていたの。」とも言う。しかし真相は当人同士しか解らない。成仏した父が母を迎えにきた時に「あのひとを愛してた?」と聞く母。 「ソレ、生きてる間に聞いて欲しかったな・・。」という父。


    それぞれの部屋での物語だったが人間の心理を柔らかく表現したような物語だった。コミカルな表現と人間の持つエグサとをミックスさせたような舞台構成は流石!



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