カノンMaj7 公演情報 カノンMaj7」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    心に響いた
    それは脚本、役者、小道具や舞台の集大成であって、
    細かい技術などだけに頼るものではない。
    藍色りすとからミクロドロップに変わったときに
    スイッチがカチっと入れ替わったのだと思う。
    ずっと観てるからこそわかる成長があった。

    ネタバレBOX

    太田さんの優しさがあふれる舞台だった。
    それは役者さんの選出にも現われていた。(これ以上言うまい)
  • 満足度

    あんまりではないか
    これは2000円の舞台ではない。

    チラシのあらすじだけでストーリーの90%は終わっていた。
    あとの10%もたいした魅力を孕まないままに流れていった。

    ただ、1時間という時間がふわりと過ぎていった。
    それほどまでに薄い内容だった。

    ネタバレBOX

    登場人物の相関図が複雑。その割に、どれ一つとってもドラマに活かされているものはない。むしろ邪魔をしているぐらいだ。

    例えば、喫茶店の店員とピアノの調律師の間にいちいち共通の知人を挟んだりする必要は無かったはずだ。
    依頼する側、される側、それだけの関係性でも充分にドラマは進められる。

    会話の内容も、物語を転がしたり整理したりするものに比べ、心情吐露にあたるパートがやたらと多すぎる。
    吐き出す以前に“溜める”部分が備わっていないから、ただの主張のぶつけ合いにしか見えない。そこには何のサスペンスも生まれていない。

    脚本がそうである上に、この舞台、キャストまでもが不安定。
    噛む、食う、飛ぶ。きちんと稽古を重ねたのか?と疑いたくなるほど、セリフが体に降りていない。
    結果、どんな言葉を放とうと、こちらの心に引っ掛かることはない。

    総じて、西鉄ホールにあんなセットを組んでまで描く必要のある作品だとは思えなかった。

    残念でならない。

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