実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/06/04 (土) 19:00
四世 鶴屋南北による陰惨な悲劇をなぜか現代のお通夜風景に重ねて描いた怪作。
2009年の初演も面白かった記憶はあるが、今回の方が筋立てその他しっくり胸に落ちた。初演時の配役(小万:小林大介さん、三五郎:加納座長 など)との比較も興味深い。
陰惨な……と言いつつ、遊びや笑いも散りばめられて、重くなり過ぎずに楽しめる作品。開演前の座長による前説&解説からラストの撮影タイムまで、いや開演前の受付やスタッフの方々の服装、そして物販まで、こだわりと遊び心たっぷりの粋な時間を堪能した。