お月さまの笑顔 公演情報 お月さまの笑顔」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.6
1-8件 / 8件中
  • ・・・・
    観劇しました。
    ・・・・。

  • 残念
    経済とHさんは、何年か前に「フラワー」という舞台を拝見し、今回のように他の劇団から役者さんが多数参加され、結構おもしろかった印象がありました。その後「ベコニアシリーズ」の1本を観たときに、〝もういいや〟と思ったのですが、今回は新橋耐子さんをお招きしているので、期待を込めて伺いましたが、後悔するほどではありませんでしたが、残念というのが正直な感想です。あの話しに役者さんを呼び過ぎ。自分たちだけでこなすことを考えるべきで、新橋さん、新さん、岡森さんに桂さん、風間さんと、贅沢すぎる。客寄せパンダ的と思うのは私だけでしょうか・・・。

  • 満足度

    微妙
    単調な感じでサザエサンを観ているような感じでした。
    ちょっとチケット代が高く感じたな・・・。
    期待していただけに残念です。

  • 満足度★★

    初見でした
     ツイッターでの宣伝を拝見して申し込みましたが、脚本と演出がわたしの好む舞台と大きく食い違っていて残念でした。
     新さん、新橋さんとベテランのおふたりをはじめとする、安定した演技を生で観られたことが今回の収穫です。
     一場面にひとつかふたつ、聴かせたいどころを作ってつなげてみましたという感じで、ストーリーはほとんどありません。その聴かせたいどころが、酔ったおじさんが部下をつかまえてキモチよーく繰り返す薫陶に似ていて‥。舞台なので当然ですが、飲みの席より厳しい一方通行です。ほとんど修行のようでした。わたしは、自分のミスで前売り券を家に忘れてきてしまったので、しめて8200円。高い勉強代になりました。
     常連らしき中高年のお客様が多くいらしていて、その年代の男性の笑い声や拍手は多くきかれました。コアターゲットに照準を絞った脚本・演出をされて、成功しているともいえます。逆に、30代以下で、この舞台をみて面白いと感じるひとは少数派だと思います。ご老人向けの劇団。

  • 満足度★★

    悪いほうの予感が的中
    この劇団のこれまでの公演、CoRichでは同業者以外の一般客には決して高評価とは言えず、自分の知人が公演に関わった際も躊躇して観ていなかったのですが、今回は新克利、新橋耐子というベテラン俳優を招聘したということに惹かれ、初めて観ました。特に、新さんは私の世代にはTVの売れっ子俳優だった時代が懐かしく、「最近テレビではお見かけしなくなったけれど」と消息を気にしていた矢先だったから、その肉声を聞けたのは嬉しかった。この人の声質が好きだったので。今回、最大の収穫はそれ。
    しかし、内心では失礼ながら「あれだけの俳優さんたちを使いこなせるのかしら」という一抹の不安が観劇前にあったことも事実。実際に観て、申し訳ないけれど、自分としては悪いほうの予感が的中してしまった感じです。
    ☆はユニットに参加した俳優さんたちに敬意を表して。

    ネタバレBOX

    芝居の内容に触れる前に、自分の観劇習慣にも関係してくるのであえて書きますが、エコのためにチラシを最初から配布しないとのこと。これがエコの理屈としてはよくわからなかった。本当に不要な人は手付かずのまま、席に置いて帰る人も多い。エコをうたうなら、回収箱を置くなどして、劇団が資源ゴミに出せばよいのでは?エコのため、他劇団の折込を受け付けていないというのならわかるけれど(そういう劇団もある)、最初に配布しないのが必ずしも「エコ」になるのだろうか?チラシと一緒にパンフも最初に配布されないため、今回のように登場人物の多い芝居の場合、私などはパンフの配役表に目を通して、簡単な説明や人間関係を頭に入れてから観るのが常なので、不自由に感じた。
    先日、MOMOでの「父の暮らせば」のように、チラシは事前配布でパンフのみ終演後手渡しという開演前説明のあった劇団もあるが、あれは2人芝居だし、パンフの終演後配布にはちゃんとした理由があったことが、パンフを読むと理解できたのだが、ここは事後配布の意味がわからなかった。
    事実、冒頭に新さんの父親の声で、家族関係や喫茶店の常連客の説明をナレーションで入れるが、俳優らの演技力は十分あるから、パンフが配布されていれば、役名もわかり、このナレーションも省けるのでは?チラシの事前配布がない説明はあったが、パンフについては説明がなかったので、もしやパンフは作ってないのかと不安に思い、役名や人物関係を必死で記憶しようと余計な神経を遣ってしまった。観客にはあまり優しくないのでは?劇団が配役表を重視していないようなので、私も今回、あえて詳しい配役説明は書きません。
    喫茶店の舞台美術はよい雰囲気だと思ったが、ドアチャイムをつけないなら、もう少しドアを軽くない作りにしてほしかった。内装と不釣合いに開閉音が安っぽく、トイレのドアと同じ程度に感じる。
    お月様もいくら芝居のシンボルとはいえ、巨大過ぎて文字通り「浮いていた」(笑)ように思えた。
    この芝居で一番不満だったのは、新橋耐子の芸歴だけに頼ったような失礼な遣い方。文学座の人気演目の台詞を言わせたり、夢の設定でお寒い寸劇(?)をやらせているが、取ってつけたようにしか見えなかった。特に無意味な三文芝居的寸劇は、観ていて屈辱的にさえ思え、背筋が寒くなって正視できなかった。稽古場ではどんなふうな演出風景だったのだろう。新橋には「お任せするので、大女優としてのひきだしを見せてくださればいいです」と演出家が言ってるように感じられた(実際はそうでないとしても)。寸劇の箇所に限らず、この芝居全体としても、新橋の役は、昭和のころのテレビの正月コメディーによくあったような、大スターが芸名そのままのゲスト役で出てくるみたいな印象だった。
    小劇場に大物俳優が特別出演するなら、新しい一面を引き出すような、大劇場芝居にはない新鮮な体験を観客、俳優ともにさせてほしい。それには作・演出家にかなりの手腕がいるだろうけれど。
    あの「ウッホホ、ウッホホ」はどうにも観ていて気恥ずかしく、冗談抜きで一種の自虐ネタなのか?と深読みしてしまいました(苦笑)。
    若い編集者が、最初は担当編集者に定着したいという下心からかもしれないが、新橋のライターに近づき、2階で何かあったような設定で、その後、心底惚れたようなそぶりをみせ、直後に簡単に編集部をやめ、妻子もちであったことがわかるのも意味不明。この編集者は女性の40代半ばなんて問題外みたいなリアクションを会話でしていただけに、新橋に言い寄るのがわざとらしく不愉快に思えた。
    新橋は孫娘との女同士の会話に、良い意味でのこの人らしさがわずかにかいまみえた。
    夫(新)の若い頃の道楽は、妻(新橋)の多情で自由な性格を慮ってのことだったという設定も、「大人のいい話」にしたつもりなのかもしれないが、男性の視点で考えた脚本上の都合の良さを感じ、私にはすんなり受け入れられなかった。せっかく名優2人を招いて、2人一緒の場面が少ないのも残念。
    また、長女の夫が長女にじゃれつく場面もやたらいやらしく、私には必要以上に品のない演出に見えて不快だった。Hなシーンの一方で、長男の経営状況や、商店街の景気の話も出てくるので、「経済とH」という劇団名の由来もそのへんにあるのだろうか(マジメにそう解釈した)。
    目が悪い私は、後方席しか残っていないというので満月席で観劇。遅くチケットを予約しても、前の席にすわれるのは観客にはありがたいが、俳優さんにとっては前2列や前方センター(つまり満月席)に空席が目立つのは気になるかもしれませんね。昔、芝居では「ヤカン置いてもいいから前の席は埋まってないと気が散る」と言われてましたから(笑)。この座席設定も「経済」の観点からは理にかなってるのかもしれませんが、購入者が少ないというのもまた象徴的ですね。作品の質からいえば満月席の観劇料金は高く感じるが、有名俳優のギャラの点からやむえないのかも。
    パンフを見ると、次回公演も新克利氏は出演予定とか。かつてのファンとしては気になるが、次のお芝居もこのクオリティーなのかと思うと躊躇するところです。

  • 駄作バテで、寝込みそうです
    途中で帰りたくて、本気で泣きたくなりました。
    大人が書いた脚本で、ここまでの駄作にはたぶんもう2度とお目に掛からないだろうと思うので、たぶん、この作品、私の生涯のワースト1舞台になると思います。

    お月様が、セットに比して異常に大きく、それが、この舞台の全てを語り尽していたように思います。

    ネタバレを書く気力もありません。
    ただ、新さんのお元気なご様子を拝見できたことがせめてもの救いでした。

    拍手は、こんな作品に付き合わされた役者さんに対して、功労の意味で、懸命にしましたが、帰途は、生まれながらの演劇愛好者としては、怒り心頭で、ようやくのことで、家にたどり着いて、ほっとしました。
    もう、この劇団は、どんな親しい知り合いが出演したとしても、2度と観たくありません。

    ネタバレBOX

    作品や演出に関しては、論評するレベルではないと私は感じますので、一々論う気はありませんが、その他の点で、気になることが二つ。

    まず、私は、客席サイドの暗幕の傍の席でしたが、その暗幕後ろに、役者さんやスタッフが控えているのか、常に、中で蠢く足音や動作の音、ひそひそ声、ひいては、中の人物が動く度に、暗幕が揺れて、座っている私の脇腹を撫でるので、舞台上のあり得ない展開と、実際、自分の身に降りかかる災難で、居心地が悪くてなりませんでした。

    また置きチラシはせず、帰りに、希望者には手渡しするということでしたが、私は、いつも、開幕前に、置きチラシを見ながら、開幕を待つのが楽しみなので、ずっと手持ち無沙汰で、客席に座っているのが、とても残念でした。その上、希望者には、手渡ししてくれる筈のチラシは、どなたも、私に手渡ししては下さいませんでした。この芝居に心底ショックと疲労感を感じていた私は、係りの方に、「チラシを下さい」と言う気力もなく、悲しい気持ちで、手ぶらで帰宅致しました。

    舞台作りにも、こういう演劇ファンに対する配慮のなさにも、本当に、この劇団には心底、落胆させられました。それに、この配布チラシは、各劇団の方達が、稽古やバイト時間を割いて、一生懸命、折り込んでもらおうと、この劇場まで運んで来たものではないのでしょうか?彼らの労力を思うと、この劇団の「地球環境を考慮して…」という、全く演劇畑ではない経済人の驕りを感じてしまいました。地球環境を考慮するなら、不要チラシを入れられる箱を用意すれば良いことだと私は思います。

    どんな、名人の大工に建設を頼んでも、モトの設計図が滅茶苦茶では、偽装建築で倒れるマンションの如く、名建築は建ちません。

    どうか、経済とH様には、宣伝に余念のない行動をなさる以前に、もう一度、舞台作り、戯曲の書き方、演出のノウハウを、一から、勉強し直して頂けますよう、心から、祈念致します。

    この芝居、笑ってご覧になっている観客もいらっしゃったし、現に、私以外の方は、高評価されています。その方々の御感想に異を唱えるつもりは毛頭ありませんが、ただ、一つ、りいちろさんの御感想に、夢の場面が、新国劇を彷彿とさせるというような記述がありましたが、これだけは、3代にわたる新国劇ファンとして、全く、新国劇を彷彿とさせるような次元の芝居ではなかったという点だけは、声を大にして、申し添えさせて頂きたいと思います。
  • 満足度★★★★

    役者をたっぷりおいしく味わう
    緩やかな物語なのですが、
    空気がしっかりと作られていて・・・。

    秀逸な役者たちのお芝居を
    たっぷりと味わうことができました。

    ネタバレBOX

    描き出される夫婦の機微、
    それがふくよかに時間を絡め取り
    心をとらえるのは、
    役者たちが舞台で目を見張るほどにしっかりと生きているから。

    本当に秀逸な役者のお芝居は
    決して観る側を重く押し切るのではなく、
    軽く深く余韻を持って観る側に残るのだと実感しました。

    戯曲にも、役者にゆたかにお芝居をさせる部分が
    したたかに盛り込まれていて。

    一瞬「えっ」と思うような歌の場面も、
    役者がしっかりと貫きとおして
    舞台のふくらみにしていくし、
    「うそっ!」と思うような、
    新国劇を見立てたような夢のシーンも
    役者たちの肝の据わったお芝居が
    ぞくっとくるような時間を作り出し、
    完成度を持った見応えのある小芝居へと
    舞台を昇華させていく。

    また、ベテランの役者たちは
    自分が世界を作るだけでなく
    若手の役者さんのお芝居までも
    大きく引き出していくのです。
    会話の中で
    相手の言葉を散らせないというか、
    ひとつずつの台詞を、
    自らの台詞とともに、しなやかに観る側に置いていく。
    そのお芝居の質感に息を呑みました

    実は比較的編み目の粗い
    余白の多い戯曲だと思うのですよ。
    その分、物語のメインディッシュとなる
    夫婦の質感が大きく盛られて、
    観る側をより深く包み込んでくれていて。
    月の大きさも含めて、
    作り手のラフさのセンスのようなものも
    上手く機能していたと思います。

    ただ、ここまで信じるに足りる役者をそろえたのなら、
    ト書き的なモノローグや
    状況を説明するような台詞は不要かなとも思ったり。
    それらの台詞が、
    役者たちが舞台で育んだ世界を広げることなく、
    むしろ型に押し込めてしまった部分も何か所か・・・。
    エンディングについても
    よしんば伏線がきちんと張られていたとしても、
    役者の洗練や、物語のふくらみに対しては、
    安易というか、多少役不足かなと感じました。

    ○●●●☆☆
  • 満足度★★★★

    新橋耐小の圧倒的存在感!
    大人の観賞に耐えうる芝居。なにげない日常の中から、心温まるエピソードを抽出して、職人が磨き上げたような舞台。役者がみな上手いが、特に新橋耐子の上手さにはただただ脱帽。舞台美術も素敵だった。

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