オペラ・ド・マランドロ 公演情報 オペラ・ド・マランドロ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    マチソワで目撃♪
    三文オペラだと思わなくてオッケーでした。
    ショードラマスペクタルな舞台で、劇中劇を楽しみワクワクし
    でも、一方で大きく変わる時代の流れのうねりが仄見えて…。
    キャストと音楽と美術と演出とダンスと。
    多彩な要素が組み合わさって退廃ムード漂うリオの街に想い
    を馳せて。
    私はチャンと楽しめました♪

    組み合わせの妙って、あると思うんです。
    今回はソレが、“プラス”に作用していたように感じました。

    注目していたDメンバーはモチロンなんですが、衝撃&感激は
    田中ロウマさん!
    小此木麻里さんのナチュラルでキュートな存在もキラキラ。
    アイタタタな人が居なかったのも、嬉しかったです。

  • 満足度★★

    B級顔見世ミュージカル
    これ、出演者の顔見世興行というか、
    プレゼンテーションのような作品だなぁって感じました。
    ミュージカルなのにチケット代金が安いから、
    (でも客席はガラガラ、確かに四季同様、カラオケミュージカルですが)
    どんなかなぁとは思ってましたが、
    きっと稽古とか役作りに時間をかけなくていい分もあって
    コストダウンが図れたのでしょう。

    この作品も、先週見た「異人たちとの夏」同様、
    鈴木って人の作品。この人、人気あるんだなぁ。
    正直、話の構成、ラストの持ってき方とか、
    めっちゃめちゃなんだけど。

    装置はシュール(=簡素)、照明はシック(=煌びやかさがない)、
    と、非常に低予算チックに構成している。
    低予算でも、派手に豪華に見せるのがミュージカルのお家芸なんだけど
    地味に地味に行くって、それはそれで、この人の味なんだろうな。
    僕は出来ることなら、口にしたくないけど!いや絶対食べたくない。

    このデフレの時代、
    ローコストオペレーションはしなきゃいけないし、
    歩留まりも悪いのを想定しなきゃいけないから、
    こんな倹約家の制作陣は重宝されるんだろうな。

    ネタバレBOX

    さて、役者陣ですが、
    別所哲也って、スターの貫禄がついてきたな。
    背格好の大きさもあって、
    舞台の真ん中に立つと見栄えして、オーラがついてきた。
    「レミゼ~」や「ミスサイゴン」の経験が利いているのだろう。
    いや、これで秋の別所バルジャンの日にも
    お客さんが入るでしょう。

    マルシアは、最初から
    マルシアオンステージ。
    得意なことだけしているから、何ら目新しさはない。

    真央様一座に捨てられた(!)石井氏は、
    きっと両雄、Wバルジャンを魅せる為だけにキャスティング
    されてるのだろう。

    石川リカリンはかわいい。
    歌も芝居もめちゃめちゃというか下手の度合いも
    甚だしいけど、
    そのへんにいる若手ミュージカル女優なんて
    足元に及ばないほどの、キラキラがある。
    流石、モー娘。

    杜けやきは自由
    田中ロウマは、いかにもステレオタイプで、うっとうしい。
    D/Dは、アンサンブルがお似合い。

    個人としての実力と個性が感じられた珍品でした。

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