演劇

第14回本公演

恋情しみつく赤絨毯

実演鑑賞

電動夏子安置システム

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2006/05/20 (土) ~ 2006/05/28 (日) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://www.dna-system.com/014.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
―新しい自分になるためには、何かを始末しなきゃ先に進めないのね。きっと。

【あらすじ】
山奥の中に佇む、黒い屋根をした一軒の家は、とある有名な建築家が建てたものと言われていて、今は都会に暮らす【有端アンリ】が所有している。アンリは亡き父の友人である【安墨】にその管理を任せていた。安墨は...

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公演詳細

期間 2006/05/20 (土) ~ 2006/05/28 (日)
劇場 シアターグリーン BOX in BOX THEATER
出演 渡辺美弥子、道井良樹、小原雄平、中川崇宏、澤村一博、高松亮、狩野智子、山内翔、浅輪久美子、斎藤きこり、窪田智美、大鹿順司、永原壽子、美海、前田晶之、小泉めぐみ
脚本 竹田哲士
演出 竹田哲士
料金(1枚あたり) 2,000円 ~ 2,300円
【発売日】2006/04/14
公式/劇場サイト

http://www.dna-system.com/014.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
説明 ―新しい自分になるためには、何かを始末しなきゃ先に進めないのね。きっと。

【あらすじ】
山奥の中に佇む、黒い屋根をした一軒の家は、とある有名な建築家が建てたものと言われていて、今は都会に暮らす【有端アンリ】が所有している。アンリは亡き父の友人である【安墨】にその管理を任せていた。安墨は任されたのをいいことに、妻【美櫛】娘【佑香】と移り住み、宿屋を営んでいる。
かつて安墨にはもう一人娘がいた。佑香と双子の姉妹【佑紀】である。不幸にも誘拐事件に遭い、今はその行方がわからない。安墨にはこの家にこだわる理由がある。アンリの父は自分が殺した。そしてその遺産の一部をかすめた。勿論、アンリがそれを知るよしもない。かつて自らが犯した罪と、欲望とがこの家に隠されている。。ある時、友人の遺児アンリが知らせもなくここを訪れる。目的をきいて安墨は気色ばんだ。とある資産家の女に売却するというのだ。頑ななアンリに手を焼いた安墨は娘の佑香をアンリに仕立ててこの話を白紙に戻させようとした。佑香は盲目である。少なくとも、両親にはそう思わせていた。
彼女は父が何か重大な秘密をこの家に隠している事を気づいている。父がこの家にこだわる理由も、数年前に「佑香」がいなくなったことも、すべて父が関係している。そう信じていた。彼女こそが「佑紀」である。
この家の中心には一見「クロスワードパズル」のようなオブジェが掛けられていた。誰かがパズルに興じ始めた瞬間に、悲劇は動き始める。
山奥の中に佇む、赤い屋根をした一軒の家は、とある有名な建築家が建てたものと言われている。
空家のはずのこの家にまずおとずれたのは、旅行中に夫とはぐれた資産家の妻【夕緋】であった。彼女はここが宿屋だと思っているのだが、実際ここにいたのは、【佑香】と呼ばれる盲目の少女を誘拐した【陽鷹】【綸吾】と、それを追ってきた刑事である。陽鷹は犯罪者であり、かつて友人の資産家を殺害し、遺産の一部を手に入れようとしていた。しかし一緒に犯行を犯した安墨という男に嵌められて、何一つ得るものもなく逃亡を余儀なくされた。安墨の娘を質にとり、あの時の無念を晴らそうとしている。娘に危害を加えるつもりはなかった。ただ、綸吾の勘違いから、死なせてしまう事になる。
この家の中心にも「クロスワードパズル」のようなオブジェが掛けられていた。誰かがパズルに興じ始めた瞬間に、悲劇は動き始める。陽鷹は頭を悩ませた。娘を殺してしまった事を。違う。死なせてしまったはずの娘の身体が、いつのまにかなくなっていたからだ。
赤い屋根の家には白い服を着た4名の男と1人の女が息をひそめていた。彼らに義務付けられたのは「この女を拉致し監禁すること」。他に何をするわけでもなく、ただこの女を見張っていれば一日一万円が支給されるという。こうして隠れ家を転々とし、奇妙な共同生活を送る果てにたどりついたのがこの赤い屋根の家だった。毎日何をすることもなく時間が過ぎるのを待つ。家の中心には、一見「クロスワードパズル」のようなオブジェが掛けられている。誰かがそれに興じ始めた瞬間、そのだらだらとした生活に一気に変化が訪れた。二つの家が、混ざり始める。本来そこに存在しないはずの人間たち。
それは幻想なのか、それは家にしみついた何かしらを恋い焦がれる感情なのか。
パズルの升目が埋まるごとに様々なルールに支配され、エゴと思惑が交錯する。
赤と黒の二つの家は、地球の上に敷かれた「赤い絨毯」を境界に対象的な位置にあった。

―…違いは…底があるか無いか?」
―底の無い沼なんかありやしませんよ。あるのは、底が無いと思いこんでる人間の幻想だけで。

電動夏子が紡ぎだす、『大人のための童話』。

その他注意事項 2007年4月末より、テアトルプラトーにて本編動画、無料公開!
スタッフ 照明 岩田麻里(C.A.T)
音楽・音響 榊原正吾(オフィスFLIP-TOP)
音響操作 古場田良子(明治大学演劇研究部)
舞台監督・美術 佐藤貴之(架け橋)
衣裳 オフィスFLIP-TOP
宣伝美術 煽動屋企画
小道具 オバラック
スチール撮影 荒多恵子
映像協力 大瀧光司
制作 村上朋弘 松平信維 濱本円 西村知紗
企画制作 村上朋弘

[情報提供] 2007/02/22 19:36 by fliptop

[最終更新] 2009/11/25 15:16 by tech

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