西から昇る太陽のように 公演情報 西から昇る太陽のように」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    おっと、ファンタジーだったのか
    笑いとしんみりが絶妙のバランス。
    タテヨコさんは本当に気持ちのいい時間を与えてくれます。

    今回はちょっとファンタジーはいってて、個人的に苦手な
    分野でしたが、それでもやっぱり良作でした。お見事!

  • 満足度★★★

    惜しい印象
    細かい部分での面白さは散りばめられていたのだが、大枠の物語が入り込めず。残念。青年座の椿真由美さんは流石。

  • 満足度★★★

    観ましたが
    今ひとつ、物語に入り込めませんでした。
    登場する女性たちに感情移入できなかったから?だと思います。

  • よかった!
    セットがちゃんとしていて,多分大丈夫な感じの予感!
    きっと楽しいはず。
    芝居は始まって,いろいろな人が出てきて、でもとても自然な感じでよかったです。
    見に来てよかった!

    ネタバレBOX

    天狗さんはイケメンさんでしたね。姉の息子ににていました。

    夫婦って本当にたいへんですよね。芝居だけれども・・・
  • 満足度★★★

    このハコでも
    いつも感じになるのですなぁ。

  • 満足度★★★★

    とにかく会話のリズムが心地良い
    テンポのいい会話にのまれた感じ。

    ひょっとしたら水面下ではそんな想いが渦巻いているのかということで、既婚者にとってはビター。
    これからの人は「自分たちは違うもんねー」と思うだろうけど・・・。

    ネタバレBOX

    陶芸工房が開設されて1周年を祝うパーティが行われる。
    その工房で行われている陶芸教室に通う主婦たちと、彼女たちの夫が訪れる。

    主婦たちが胸に秘める夫との関係が会話の中から露呈していく。
    ときめきを求める者、転勤に従わない者、子どもを事故で失ってから夫婦の中がうまくいっていない者、教室の若い先生と不倫をしそうな者。
    彼女たちに共通しているのは、夫の自分への無関心さだ。

    彼女たちの不満に気がついた夫たちは、自分も妻と同じ陶芸教室に通ったり、自分の気持ちを吐露したりするのだが、彼女たちの心の中に溜まった不満は厚く、その程度では晴らすことはできない。

    さらに、工房の大先生の後妻は、先妻の子どもとのコミュニケーションがうまくとれず、イライラしている。大切に飼っていた犬もいなくなった。

    そんな中、不思議な男が工房に訪れる。記憶喪失なのか、自分のことが思い出せない。
    その彼を工房の息子は、子どもの頃一緒に遊んだといい、さらに姿が昔のままだと言う。

    彼は一体だれなのか、そして、皆が抱える不安や不満はどこへ行くのか、という物語。

    他人の家のことには平気に、そして強気に口出しできるけど、自分ちのことにはからっきし、みたいな感じ。
    物語の解決または解決の糸口のようなものが、それぞれ見えてくるのかと思っていたら、そんなご都合主義的なラストを迎えることはなかった。不思議な男の正体も、本人は主張するが、それは本当なのかどうかもわからない。

    つまり、解決はなし、なのだ。ま、現実はそんなものかと思ったりするのだが、何か方向だけでも示してほしかったような気がする。
    和解はないのか、分かり合えることはないのか、ということだ。

    皮肉なことに、工房を建てた大工の娘と若い大工はこれから結ばれようとしている。今目の前では、結婚のなれの果てたちの姿があるというのにだ。

    謎の男の、物語への関与の仕方がうまいと思う。単なるリアルなものだけではなく、ちょっとした隙間に、伝承とともにうまく差し込んできたなと感じた。しかも、それも変にファンタジーとならないところがニクイのだ。

    とにかく、役者がうまい。
    冒頭、2人の男性の最初の台詞には、「・・・」と思ってしまったのだが、そこにいる和美(舘)がその2人のテンションをうまく持ち上げていて、「これはいいぞ」と思った。
    そしてさらに、伸子(仲坪)と昌江(椿)が登場すると、もう、舞台の雰囲気は一気にヒートアップした。
    とにかく全体の会話にグルーヴ感がある。
    役者、特に女性陣の会話が、リズム感があるというのだろうか、とにかく素晴らしい。最後まで引き込まれた。決して長い上演時間ではなかったが濃厚な印象が残る。

    そして、タイトルの「西から昇る太陽のように」なのだが、台詞にあったように、あるアニメの歌の歌詞(たぶんバカボン)だそうで、それを聞いて、太陽が西から昇るのだと和美は勘違いしたそうだ。
    この作品の作者は男性だということだ。作者の性をもとに考えてしまうと(ひょっとしたらフェアじないかもしれないが)、タイトルの意味するところは、主役である主婦たちの「思い込み」について述べているのだはないかと思うのだ。

    それはかなりイヂワルな見方かもしれないが、「アニメの歌詞により、誤った知識をすり込まれた」=「(世の中にあるいろいろな情報から)夫婦とはかくあるべきであるという思い込み」(自分たち夫婦にとっては誤った情報)にとらわれてしまった女性たちの話なのではないかということだ。
    すなわち、彼女たちの思い込みは、「自分のところの夫婦関係はそうではない」それは「夫が自分を構ってくれない、理解してくれない、見てくれない」からだという感情を生んでしまい、それが不満となり鬱屈していくのだ。

    もちろん、それに気がつかない夫の本当の鈍感さもあるのだろうが。

    太陽は西から昇らないということは、学校で教わって知ることはできたのだが、夫婦の関係はかくあるべきだ、ということについての答えは誰も教えてはくれないだろう。
    というより、他の主婦たちがそれなりにアドバイスをしていても聞く耳を持っていないようだ。
    夫の声も耳に届かない。
    答えはないだろうし。自分で出す以外には。

    作者の横田さんは既婚者だろうか、そうだとしたら、自分の奥さんに「おまえの考えていることは、西から太陽が昇る、ということなんだぞ」とこの舞台を通じて伝えているんだったりして・・・ま、そんなわけはないけど(笑)。・・・夫の鈍感さもあるんだし・・。

    こうなると、一体この夫婦たちはどうなるんだろうと見ていて、少し不安になるのだ。もちろん自分のことを振り返ってみて。

    ・・・なぞの男が訪れた森野夫妻には、ほんのちょっとだけ何かが見えたようなのだが。

    だから、「結果」が、それも「少しハッピーな結果」がほしい観客が多かったのではないかと思うのだ。そうなると単なる人情モノになっちゃうんだけどね。
  • 満足度★★★★

    タテヨコ企画10周年に相応しく!
     タテヨコ企画10周年記念公演の最後を飾る吉祥寺シアターでの公演。劇団のこの公演に賭ける意気込みが随所に感じられた。

     山村の陶芸教室の何気ない日常の中から登場する人々のそれぞれの抱える苦悩をきちんと描いている。達者な役者たちと、見事な脚本で、大人のおとぎ話を楽しませてもらった。

  • 満足度★★

    登場人物が多すぎでは?
    タテヨコ企画初見でした。
    始まりから、良くも悪くも、青年団テイスト。
    セットもいいし、役者さん達も、自然体で、好演されてはいるものの、如何せん登場人物が多すぎる気がしました。
    その上、登場しない人物名まで、会話に頻繁に出てくるため、人物関係の整理に、頭が忙しくなりました。
    それに、多くのキャストを一場で描くため、どうしても、人間の自然な行動と矛盾するリアクションがあったり、キャストの出はけに、作者の無茶振りを感じたりしてしまい、芝居の世界にどっぷり浸かることができず、残念でした。

    相変わらず、巧い椿さん、ミュージカル畑からの参加で違和感を感じさせなかった、阿部よしつぐさんの、役者としての進化が嬉しく感じました。

  • 満足度★★★★

     
    観劇

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