メモリーズ4 公演情報 メモリーズ4」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    若さみなぎるダンスとアクション
    若くて素敵な男女中心なわけでしたが、アイドル(もしくはその予備軍)たちの一挙一動にキャーキャーしたい(そんなマナーの悪い人は皆無だったけど)という欲望を満たしてくれるのみならず、記憶や兄弟愛といった深いテーマもさりげなく語っている心に残る作品でした。シリーズの「5」もあるとしたら引き続き応援したいと思います。

  • 満足度★★★

    とても良く出来ているけど・・・テーマが!
    青春群像劇、若手をキラキラ見せる演劇とは、
    こういうモノだ!と堂々と言えよう、
    非常に良くまとまった作品となっている。
    演技とかセンスとか二の次でいいのです。
    出演者達のセールスポイント(笑顔とかダンスとか)が、
    ちゃんと描かれいれば、成功。
    そんな意味で、この作品、とっても良く出来ている。
    ネタばれに記載するテーマの部分を除けば。

    若手の出演者の長所は、爽やかさとフレッシュさ、
    特にハンサムとかカワイイで売り出されているアイドルなら、
    尚のこと。
    そんな出演者達のカッコよさが2時間の上演時間、キッチリと出ており、
    満足いく演出である。
    また狂言回し的に芝居を〆る大人達(元?欽ちゃん劇団の人とか)は、
    しっかりとした演技で作品を支え、
    話に起伏を持たせメリハリをつける。

    こういう切り口で展開する興行は、
    ちゃんと目的を持って観劇しているお客さんの視点で、
    作品をつくらなきゃ。
    中途半端な思想や作家性、芸術性は必要ありません。

    でも、そういう作品だからこそ、
    影響力の大きいテーマは避けるべき。
    僕だけが感じたのかもしれないけど、
    抵抗のあるテーマだったなぁ。
    これ、若い人が観客に多く、刺激を受けやすい年代を
    ターゲットにしている興行だから、
    もう少し気を使ったほうが・・・デリケートな問題なんだけど。

    でも、4ってことは前3作もあるんだ。
    人気シリーズかな。

    ネタバレBOX

    死生観って話が根底にあります。
    「人はどうやって死ぬべきか」ってこと。
    この手のテーマは、まますると
    宗教観にも沿ってくるので、こういうお気軽なレビューに近い
    公演には不向きと思う。

    死ぬ前に望んで記憶交換が出来る組織、
    メモリーズへ、
    本人が自らの意思で、お金を払って契約をして
    「死ぬ前に記憶を取り替えて、楽しく死にたい」と
    依頼をします。

    だけど、その恋人が
    「私のことを忘れないでほしいから、
    彼の記憶を元に戻して!」って、組織で暴れます。

    ラスト、記憶を元に戻しちゃうんですよ。
    一応、大団円なんだけど。

    なんで、昨日今日会った、女の自己満足のために、
    本人は決心した死に方を変えさせられる?
    本人の望んだ死に方をさせてやらない?
    ギャラリーのような他人が、「私が嫌だから」

    これ、安楽死とかの問題にも直結すると思うんだけど、
    本人を尊重しない方法って、
    見ていて非常に不愉快になります、僕個人的には。

    若気の至りで、間違った判断を、瞬間的にしたから、
    そのリカバリーをするってこともあるだろうけど、
    それにしては軽々しく描かれすぎ。

このページのQRコードです。

拡大