青木さん家の奥さん 公演情報 青木さん家の奥さん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    静かな中、ゾッとするほどの熱さ。
    (※舞台芸術アワード用の登録。本文は後から書きます)

  • 満足度★★★★

    笑いつつも、なんだかちょっと怖くなる
    後半へ物語がヒートアップしながら、かなり面白くなってくるのだけれど、ちょっとずつ怖くなってくる。

    怖いというか、不気味というか・・・。

    ネタバレBOX

    ヒマな酒屋のバックヤードで、新人のバイトがからかわれる、と思いきや、なんとなく不気味な様相。

    ヒマそうに酒屋の倉庫で佇む配達のバイトたち。
    そこへ格好のからかい相手として、新人のバイトが入ってくる。
    それに対して、かなりのハイテンションのバイト仲間たち。

    まずこれがちょっと不気味さの前兆だった。いくつかのバイトをやったことがあるけれど、活気のある職場でのハイテンションというのは体験したことがあるのだが、そうでないバイトでこんなとんでもなくハイテンションになるというのは見たことがない。
    すでに何かおかしな人たちだ、という印象。人の話を全然聞いていないし。かなりの乱暴者。

    とにかく、何もわからない新人バイトを、さらに煙に巻くように、いろんなことを吹き込むバイトたち、そして、お嬢さん。
    追い打ちをかけるように現れるニセ美人双子姉妹に、ニセ青木さん家の奥さん。
    このたたみ掛けるような連続攻撃に笑いは止まらない。

    ところが、ラスト近くに、青木さんの奥さん家に配達をするためのシミュレーションに熱が入ってきてからは、笑えないと言うか、なんというか。もちろん舞台の面白さに顔はちゃんと笑っているのだが、何か単純に笑えない感じ、不気味さの振動がじわーっとやってくる。なんだろこれって?

    その変なシミュレーションをするのに、あまりにも一生懸命すぎるのが不気味なのだ。
    よくよく考えるとニセモノの3人の女性たちだっておかしい。三河屋のバイトたちの会話にリンクした都合のいいようなニセモノを演じて、勝手に入り込み、ビールを飲んで、歌って、振り付きで踊る。笑っちゃうけど、変だ。不気味だ。まるで、単に新人くんをからかうためだけにやって来ているようだ。

    ニセ青木さん家の奥さんが、本当の青木さん家の奥さんの、いつもの注文内容を把握しているのも変だし。青木さん家の奥さんの伝言なるものを伝えるのも変だ。
    ・・・ヒマなバイトたちの手配による、凝りに凝った新人歓迎なの??

    日常みたいなものから少しズレているようだ。

    もともとはバイトが5人必要なほど忙しいけど、この日はたまたまヒマで、体力のいる仕事だから、ヒマだとその体力をもてあましてしまい、そこへ格好のエサともいえる新人くんを標的にして、思いっ切り体力を使って遊びました、ついでに、ニセの人々も手配してみました、ともとれなくはないのだが・・・うーん、どうだろうか。

    ・・・・不条理?

    新人バイトの脇田くんは、どうやら恐ろしいところに入ってしまったようだ(笑)。今までのバイトが辞めて行ったのもわかる気がする。

    床下にビールケースを置いて、さらにその上に板を敷くことで、ドタバタ音を演出したのは見事。
    向かって右のほうには、ビール瓶が立ててあって、糸のようなものが張ってあったように見えたのだが(私の席からは遠くてよく見えなかった)、あれは一体何だったのだろう。気になった。

    そして、なぜか女性キャラだけアルコールを摂取する。女性だけ無法地帯。男性は、犬の首輪は極端としても、女性に振り回されるだけ。これは演出家の実感なのかもしれなかったりして(笑)。
  • 観ました。
    9月21日15:00の回。

  • 満足度★★★★

    粘り気少なめ、さらっと濃厚
    この戯曲のスピリットをそのままに、
    生きの良い役者が気持ちよく舞台を
    務めておりました。

    エンターティメント性もたっぷりで
    肩の力を抜いて楽しむことができました。

    ネタバレBOX

    ものすごく昔に観たこの作品は
    店員たちの悶々とした気持が
    舞台全体のトーンを作っていたように思います。

    それに比べて今回のバージョンは
    遊び的な気持ちに舞台が満たされているように感じました。

    女性が入ったことで華やかさが生まれた気がします。
    男子校の色合いが共学校にかわったというか・・・。
    役者がアカペラで歌えるのは強いなあとおもったり・・・。
    キャンディーズあたりはまさに圧巻で・・・。

    テンポがすごくよく、
    なによりみていてすごく楽しい。
    そのなかに淡いペーソスもちゃんと込められて・・・。
    味付けも確か。

    小難しいことなど考えずに
    さらっと観るのに最高のお芝居かとおもいます。


    *** *** ***
    余談ですが
    今でも、おまけのじゃがいもの芽をずっと取り続けるようなバージョンって
    あるのでしょうかねぇ・・・。


  • 満足度★★★★★

    若手の座組みで成功した名作
    先週に続き、青年団・南河内万歳一座のコラボ企画による
    青年団版「青木さん家の奥さん」を観てきました。
    南河内万歳一座の代表作でありながら、これまで批評しか
    読んだことがなく、ずっと観たいと思い続けていた作品。

    “静かな「青木さん家の奥さん」”と銘打ったが、じゅうぶん
    賑やかだった。主力が海外公演中ということもあり、
    若手による公演となったが、それが功を奏してテンポ良く
    楽しめる舞台となった。
    みんな役になりきって、実に楽しそうにやっている。

    しかし、このように演出や俳優によっていろんな楽しみ方ができる作品を
    書いた内藤さんはスゴイなぁと改めて感心した。
    本家のほうも観てみたくなった。

    青年団はやや観客層の年齢が高いので、ここのような感想欄
    のカキコミが少ないのだろうか。

    ネタバレBOX

    流れだけ観ていると、店員の新参者いじめのようだが
    どうも違うようだ。
    ケータイが登場しており、話は現代の設定である。
    だとすると、昭和30年代のように酒屋の配達が忙しいはずはないのだ。
    いまどき何人も店員がいて、配達区域の線引きで揉めるのも
    腑に落ちない。
    事実、店員は配達には出かけていないうえ、店にも出ていない様子だ。
    この三河屋の店員たちのやりとりすべてが妄想による“ごっこ”なのか。
    終盤に「にせの青木さん家の奥さん」が青木さんの家の伝言を伝えにくる
    のだが、青木さんという家に超美人の奥さんがいるということ自体
    架空の話らしい。
    「ツインタワー双子美人姉妹」も実在の白川姉妹から店員たちが勝手にデッチ上げた偶像なのだろう。
    そもそも大勢の店員たちも実は偽者なのかもしれない、と思う。
    そんな謎解きのような楽しさがある。

    ここ数年、私は実在の酒屋さんを見てきたが、確かに最近の店員さん(経営者家族)はヒマそうで話好き。おばあさんと一緒に深夜まで店先のTVでずっと時代劇を観ているという変わった中学生の孫娘もいたっけ(笑)。

    白川姉妹やにせの青木さん家の奥さんがビールを勝手に飲んでしまう
    シーンがあるが、昭和期はどこの酒屋も江戸時代同様、一杯いくら
    の有料で店内でも酒を飲ませており、常連客など勝手についで飲んでしまう
    光景があった。ときには飲み逃げ客もいたものだ。
    そういうことを知っていてこの芝居を観ると、この場面がさほど荒唐無稽な
    ドタバタには見えない。

    ひとつ気になったのは「青木さん家にはインターホンがなく呼び鈴」と台詞で
    言ってるのに、擬音は「ピンポーン♪」とインターホンにしている。
    呼び鈴なら「チリン」だし、せめて旧式のブザー音くらいでないと可笑しい。
    細かいことだが、妄想話にしてもこういうツジツマは合わせてほしいと
    思った。
  • 満足度★★★★★

    バカバカしいコメディ
    大の大人たちが終わりなくずっと遊んでるさまを描いた物語。
    とにかく可笑しい!(^0^)
    この可笑しさを文章で表現するのはひじょうに難しいかも。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    下町の酒屋「三河屋」に新人の店員・脇田が入ってきた。
    他の店員ら3人と酒屋の娘・サキは脇田の配達の区域や配達の仕方について、教えていたが「青木さん家の奥さん」のところには配達させまいとする。
    聴けば、「青木さん家の奥さん」は町内でダントツの美人らしく、配達員たちは我先にと青木さん家に配達をしたがる。サキも同様に配達したがる。
    脇田は彼らの言う「青木さん家にあがった。」とか、「コーヒーをご馳走になった。」とか、「コーヒーとケーキをご馳走になった。」とか自慢げに話す先輩店員の様子を聞いて、「青木さん家の奥さん」への妄想が膨らみ、がぜん、自分も行きたくなる。
    しかし、先輩たちはやっきになって脇田を青木さん家へ配達させまいと阻止しようとする。
    脇田が泣くと他のメンツは渋々と脇田の配達を認めるが、それからずっと彼らは青木さん家に配達する練習をめぐって「青木さん家の奥さんごっこ」を始めるのだった。

    観てるとあまり配達らしき仕事はなく、彼らは倉庫でいつまでも、クダクダしている。全く仕事をしない。(^^;)

    店員たちがはけて、脇田だけビールの持ち方で苦労していると、美人姉妹の白川姉妹が登場する。登場したかと思うと勝手にビールを盗んで飲み干しちゃったりする。ザ・ピーナッツの歌を歌いながら・・。(苦笑!)
    今度は脇田が先輩たちの命令どおり青木さん家への配達の練習をしていると、「青木です。」と「ニセ青木さん家の奥さん」が登場する。しかしどうやら奥さん本人ではなさそうなのだが、脇田は「一緒に練習させてください。」と頼み込み、二人で練習を始めるが、このシーンもバカバカしくて可笑しいのだ!(^0^)

    ちょっと凶暴になった「二セ青木さん家の奥さん」にビビッて、脇田が他の店員を呼びに行くと、やっぱりこの奥さんも倉庫で勝手にビールを手に取り、歯でビールの栓を抜いてゴクゴク・・ゴクゴク・・と飲み干すのだった!(失笑!)
    倉庫で、「青木さん家の奥さん」がビールを飲んでいると白川姉妹が現れ、これまた一緒にビールを飲んでキャンディーズなんか歌って、ちょっとしたプチカラオケ状態!になっちゃって、そんでもって逃げちゃう!(^0^)

    相変わらず、店員は本物の「青木さん家の奥さん」の綺麗さは半端じゃない。と未だ「青木さん家の奥さん」に会った事のない脇田に吹きはじめる。
    「青木さん家の奥さん」の周りには何羽もの小鳥が飛んでる、とか、「青木さん家の奥さん」が歩くと海とか割れちゃう、とか聞いた脇田の妄想は妄想を呼び、いよいよ疑心暗鬼になりながらも、サキの指示に従って「青木さん家の奥さんごっこ」を3倍速、7倍速、16倍速、32倍速なんちって、まるで回転人形のように、永遠に遊んでいるのだ!(^0^)

    大人が幼児返りをして遊んでるような風景にバカバカしくも笑わずには居られない懐かしい香りのした舞台でした。。

    前半よりも後半のネタが絶妙!

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