リミックス【初日・土夜完売御礼】 公演情報 リミックス【初日・土夜完売御礼】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    初演を見ていないことに後悔
    国分寺さんは前作「ハローワーク」から。
    あの複雑な人間関係をどのように圧縮するのかと思ったら
    初演をモチーフに、少し時間が進んだパーツとしてremix。

    他の作品とのリンクも美しかったですが、初演がどのような
    内容だったかが、むしろ気になりました。

  • 満足度★★★★

    これで初見だと、印象が
    短縮オムニバスではなく、再構成されていたのですね。オリジナルを知っていると物足りなくもあり、ここがエッセンスなんだとか、思いました。

  • 満足度★★★★

    remix かくあれかし
    過去の上演作品からシーンを抽出・編集して、4つの情景を1つの枠組み内に再構成した。
    筆致はふだんよりマイルドなので今回が初見でも難はないけど、過去の河西作品を知っている人のほうが、今回の企みにより深く感銘を受けるだろう。まるで過去の公演が、今回のための布石であったかのような錯覚すら感じる。
    互いに脈絡のない話を並べて上演する短篇集とは大違いで、このようにしか組み立てられない必然を感じ、好印象。

    前説や場内整理の人が大声で喋ってるのに、客入れのBGMに遮られて聞こえなかったのは残念。少し音量を落としてほしかった。

    ネタバレBOX

    清原和博のように不貞不貞しい風貌の後藤剛範が、今回はカワイイ。
    信じがたいだろうけど、これホント。
  • 満足度★★★★

    嬉しい企画!
    国分寺大人倶楽部は前回の「ハローワーク」で初めて見て大好きになってしまった。
    なので、今回の「今までを振り返る」企画はありがたいです。

    しかもRemixということでどのように変えてくるのか、等など興味の尽きない公演です。
    初日、雨がザンザンと降る中、超満員。
    熱気のこもった劇場はギュウギュウ詰め。
    舞台上はあまりセットもなく、シンプルな作り。
    ミラーボールとテディベアと奥の小さな暖かい明りが目立ってます。

    約100分。

    ネタバレBOX

    今まで公演してきた4つの作品を短編にしてRemixした企画。
    Remixって何だろう?と思っていたが、4つの作品がそれぞれリンクしているのでした。

    『リバースremix』
     マジメなお芝居で、最後の最後に毒があるけど全体的にキレイに作りすぎた感じでした。亡くしてしまった恋人と妄想の中で語り合う小説家志望の男性。思い出は美しいまま取っておきたいけど、でも美しいばかりではなくて。

    『ハローワークremix』
     一度暗転してから薄明かりの中役者さんたちがセットの配置を変えて、舞台チェンジ。テーブルが置かれてパイプイスがいくつか置かれてます。職業体験にきた女子高生。その女子高生を物珍しそうに見つつも、何気ない普通の会話が続きます。
     そんな中、いかつい男性が結婚する事が分かるのだけど、その婚約者は妊娠してて、同僚の前では強がって婚約者の事を悪く言うのだけど、その婚約者が忘れた弁当をわざわざ届けに来たところでコロっと変わってやさしーくなってしまう彼が可愛いのでした。
     この話が一番気持ちよく見れて、笑いもあって好きです。

    『チャイルドプレイremix』
     19歳引きこもりの男性。部屋でゴロゴロと過ごしていると父親が帰ってくる。彼は父親とふたりの家庭。父親が気遣って声をかけてやっても素直になれない。そのうち父親が「友達」を呼ぶのだけど、それが若い女性で、父親と隣の部屋で乳くり合いを始めるのでした。
     この作品の面白いところは、舞台上には引きこもりの少年がずっといるのだが、言葉を一言も発さない所。逆に隣の部屋にいる父親とその愛人らしき女性は声だけが聞こえて姿は見せない。
     父親が愛人に、少年が引きこもったきっかけの話をした段階で完全にキレてしまった少年。手にナイフを持って隣の部屋に乗り込むのでした。。。

    『メリーremix』 
     メリーという源氏名のサンタのコスプレをした女性が、「そこ」にやってきた人々をエスコートする。そこにやってきた「彼」は、自分がなぜそこに来たのか理解できていない。なので、「あの方」に頼んで昨日の夜を繰り返してもらう。
     何度繰り返しても結末が変わる訳でもなく、次第に状況を理解した彼は絶望する。


    全体的に暗いシーンやリアリティのない設定だと国分寺大人倶楽部の良さが半減してしまっている印象でした。
    自然な現代口語でリアリティのない話をする事の難しさを感じました。
    そんな中でリアルな「ハローワーク」「チャイルトプレイ」にスタイルがぴったりとハマって、魅力的な作品に昇華されていました。

    これで一区切りで次のステップへ踏み出す国分寺大人倶楽部の秋の王子小劇場公演が楽しみです!

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