満足度★★★★
大人の童話
川上弘美の「神様」を題材にしたらしい。川上弘美の作品はかなり前に夢中になって読んだ時期があって、確か10冊ほど読んだ頃、飽きて読まなくなった作家だった。なぜ飽きたかというと、川上の書く短編は幻想的な世界といえば聞こえはいいが、まったくの嘘話で、登場人物というか登場動物が変わっていて、蛇だったり河童だったり龍だったり人魚だったり、熊だったり・・。文章自体もひじょうに読みやすく中学生向きの作家レベルだから、東野圭吾や北重人の文章力と比較するとあまりにも幼児性が強いと感じたからだ。
だから、それに平衡して今回の小夏の作風はどうしても童話的要素が強くなっている。
以下はネタバレBOXにて。。
満足度★★★
想像力の使わせ方
きれいだなと思うシーンが、いくつかありました。
どのシーンもとても丁寧に作られていて、非常に心地よい時間でした。
要所で観客に想像力を使わせ、演劇ならではたのしさも味わえました。